[写真]=J.LEAGUE
■ガンバ大阪
【プラス材料】
「アウェイで勝ち点1を取れたのはポジティブな要素」。前節のジュビロ磐田戦後、そう話したのは片野坂知宏監督。前半は今ひとつギアが上がらない中で早々に失点したが、後半はチームとして盛り返したうえで土壇場で同点に追いつけたことを評価した。
その一戦でFWレアンドロ・ペレイラに今季初得点が生まれたのも好材料。昨季はフィットに苦しみ、5月末まで初ゴールが遠のいたL・ペレイラ。FWにとって最大の良薬であるゴールが生まれたことで勢いづきそうだ。
【マイナス材料】
FW宇佐美貴史に加え、離脱が続いていたGK東口順昭の右膝内側半月板損傷と手術が発表された。チームの二枚看板で心身両面の支柱だっただけに痛いが、残りのメンバーでホーム初勝利を目指したい。
磐田戦は早い時間帯に得点を許した。ビハインドを追いかける展開は戦い方のプランにも大きく影響する。今季リーグ戦4試合のうち白星は完封勝利を収めた浦和レッズ戦のみということを考えても、今一度守備意識を徹底したい。
文:totoONE編集部
■アビスパ福岡
【プラス材料】
前節の柏レイソル戦はDFドウグラス・グローリがメンバー外となったが、今節は復帰できる模様。その柏戦で負傷したMF金森健志も「ヘディングをしても大丈夫」と大事に至らなかったことを報告してくれた。
リーグ戦4試合未勝利で1得点しか挙げていない苦しい状況ではあるが、「チャンスは作れているし、ポジティブに捉えている」と金森。実際に1試合の平均シュート数は12.5本とチャンスは作れており、金森は「昨季も5連敗を経験しているので、自信を持ってやり続けたい」と前を向く。
【マイナス材料】
リーグ戦4試合で1得点とゴールが遠い。1試合平均12.5本のシュートを放っていても「決めないと勝てないことは、みんな分かっている」と4試合先発のFW山岸祐也。自身は昨季第21節のガンバ大阪戦でゴールネットを揺らしながら、VAR判定でゴールを取り消されており「悔しい思いをしているので、ゴールやアシストで結果を残して帰りたい」と意欲を燃やす。
対戦成績を見ると、リーグ戦でアビスパ福岡がG大阪に勝利したのは20年以上も遡る。
文:新甫條利子