湘南と京都が対戦した [写真]=清原茂樹
明治安田生命J1リーグ第4節が12日に行われ、湘南ベルマーレと京都サンガF.C.が対戦した。
試合は序盤からホームの湘南が主導権を握る展開に。27分にはペナルティエリア手前でフリーキックを獲得し、キッカーの町野修斗が直接ゴールを狙うが、相手GK若原智哉のセーブに阻まれた。湘南は前半、4本の枠内シュートを打ったものの、ネットを揺らせずに折り返す。一方、アウェイの京都はボール保持率で上回ったが、湘南に押し込まれて自陣でのポゼッションが中心となり、シュートを一本も打てずに前半を終えた。
京都はハーフタイムに2枚替えを行うと、後半開始早々の47分に先制する。ピッチ中央でのボール奪取から武富孝介が丁寧なスルーパスを通し、ピーター・ウタカが抜け出す。ウタカがペナルティエリア左までボールを運んでシュートを放つと、ボールは相手GK谷晃生の股の間を抜けてゴールに吸い込まれた。
京都は48分にも決定機を迎える。左サイドから荻原拓也がグラウンダーで折り返すと、ボックス中央でウタカがダイレクトで合わせる。しかし、シュートは惜しくもクロスバーに阻まれた。
湘南は70分に2枚替えを行うと、71分に試合を振り出しに戻す。投入されたばかりの杉岡大暉がグラウンダーで折り返し、ボックス中央で受けた町野はファーストタッチで相手をかわす。シュートコースを作ると、左足を振り抜きゴール右隅に突き刺した。
78分、京都が退場者を出してしまう。スルーパスに抜け出そうとした町野を麻田将吾がスライディングで倒し、DOGSO(決定的な得点機会の阻止)で一発レッドカード。京都は残り時間を数的不利で戦うことになった。
後半アディショナルタイム2分、湘南に絶好機が訪れる。山本脩斗が左からクロスを送り、池田昌生がペナルティエリア右から頭で折り返す。ゴール前の大橋祐紀がヘディングで合わせたが、シュートはクロスバーに嫌われ得点とはならない。
後半アディショナルタイム7分には永木亮太がミドルシュートを放つが、相手GK若原のセーブに阻まれる。湘南の終盤の猛攻は実らず、試合はこのまま終了。両者勝ち点「1」を分けあった。
By サッカーキング編集部
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