神戸が開幕5戦未勝利…イニエスタの先制弾守りきれず、スキッベ初陣の広島とドロー

　明治安田生命J1リーグ第3節が6日に行われ、サンフレッチェ広島とヴィッセル神戸が対戦した。

　先制したのはアウェイの神戸だった。28分、左サイドからドリブルで中央に切り込んだ小田裕太郎は、ペナルティエリア右の山口蛍に展開。山口は中央へ折り返し、これをアンドレス・イニエスタが押し込んだ。

　神戸は33分、イニエスタのスルーパスに抜け出した山口がペナルティエリア手前まで持ち上がってミドルシュートを放つが、枠の
上に外れてしまう。神戸は1点のリードで折り返す。

　神戸は55分に決定機を迎える。イニエスタが右コーナーキックからアウトスイングのボールを送り、ニアの菊池流帆が頭でコースを変える。ファーに飛び込んだ小田が合わせたが、相手GK林卓人のファインセーブに阻まれて得点には至らない。

　82分、広島が試合を振り出しに戻す。右サイドで獲得したフリーキックから、野津田岳人がゴールに向かうピンポイントのクロスを供給。佐々木翔が頭で合わせ、ドンピシャのヘディングシュートをゴールに突き刺した。

　試合はこのまま終了し、ミヒャエル・スキッベ監督の初陣となった広島は3試合連続ドローとなった。神戸は開幕5戦未勝利となった。

　次節、広島は12日にアウェイでFC東京と、神戸は11日にホームで鹿島アントラーズと対戦する。

【スコア】
サンフレッチェ広島　1－1　ヴィッセル神戸

【得点者】
0－1　28分　アンドレス・イニエスタ（神戸）
1－1　82分　佐々木翔（広島）