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【名古屋vs清水プレビュー】持ち味の堅守を取り戻した名古屋…積極補強で戦力増も結果に結びつかない清水

[写真]=兼子愼一郎

■名古屋グランパス 序盤戦で見せた強さが復活。攻守において充実感が漂う

【プラス材料】
 リーグ戦3連勝で順位を4位に押し上げたその勢いが、まずは大きなプラス材料だ。しかも天皇杯を合わせて4試合連続無失点継続中で、序盤戦の恐ろしく手堅く勝てるチームの面影が再び色濃くなってきた印象がある。

 堅守を支えるDF中谷進之介も好調で、新たな相棒のDFキム・ミンテとの連係も上々。キム・ミンテはセットプレー時にも強みを持ち、前節の北海道コンサドーレ札幌戦で自信を深めたDF藤井陽也も加えての守備固めにはかなりの迫力が伴ってきた。

 守るチームに肝心要の攻撃面でも、FWシュヴィルツォクが徐々にプレー時間を伸ばしており、札幌戦では久々にMF稲垣祥が得点を挙げて復調を感じさせた。攻守の充実が感じ取れる布陣に、主だった死角はない。

【マイナス材料】
 チームの成績は上昇気流に乗る一方、負傷者の続出が一抹の不安を感じさせるところ。

 長期離脱のDF丸山祐市はともかく、FWガブリエル・シャビエルやFW山﨑凌吾に加え、DF木本恭生やFW相馬勇紀も札幌戦のメンバーに加わらなかった。もちろん、今節の清水エスパルス戦に向けた疲労対策の一環としての戦力分散である可能性もあるが、選手層の薄さは試合中の対応力にもダイレクトに反映される。ここ2試合ベンチ入りするも出番のないFW金崎夢生はいまだ調整中の感が強く、戦術的な選択肢はそれほど多くない。その中で我慢の戦いが続くこと自体、あまり好ましいものではない。

 9月も連戦があるため、体力面でもうまく戦えるかは懸念事項だ。

文:今井雄一朗

■清水エスパルス ミスで攻守が機能不全に。新戦力の活躍に期待したいが

【プラス材料】
 水曜日に行われた前節の鹿島アントラーズ戦は完敗だったが、8月中旬に合流した期待のストライカーFW藤本憲明が清水エスパルスデビューを果たしている。周囲との連係面は不足していたが、藤本自身はよく動けており、前線で精力的な動き出しを繰り返す姿は「良いパスが出てくれば……」という期待感を抱かせた。

 また、夏に加わった新戦力5人全員が同時にピッチに立った時間帯もあり、すでにMF松岡大起とDF井林章はチームの中心的な役割を果たしている。その他にもGK権田修一、MF原輝綺、DF片山瑛一など守備陣には劣勢の中でも自分の力を発揮した選手がいて、4失点したものの守備が崩壊したという状況ではなかった。ミスやカウンター対応の面を修正できれば、安定感は取り戻せるだろう。

 権田が日本代表に選出されたことも、ムードを改善する意味でプラス材料となるかもしれない。

【マイナス材料】
 公式戦7試合勝利がなく、リーグ戦再開後は2分2敗。特に鹿島戦は内容的にも課題が目立って0-4の大敗だった。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督は今取り組んでいるサッカーを継続する姿勢を堅持しているが、選手たちの自信が多少揺らいでいる恐れがある。

 守備に関してはミスやカウンターからの失点が目立ち、そこは一発の力やスピードのある名古屋グランパスも狙ってくるだろう。攻撃では、前線になかなか良い形でボールが入らず、パスのズレなどでノッキングが生じるシーンが目立っている。

 また、鹿島戦に出場した新戦力のうちMFホナウド、MFベンジャミン・コロリ、藤本の3人はコンディションやチームへのフィットという面でまだまだという印象。攻撃力の大きな向上にはつながらなかった。中3日で行われる今節も急激な変化は期待しにくいだろう。

文:totoONE編集部

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