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「より必要としてくれた」神戸に加入…武藤嘉紀「海外で経験したすべてを力に」

2021.08.22

神戸に加入した武藤嘉紀 [写真]=VISSEL KOBE

 22日にヴィッセル神戸の入団会見に出席したFW武藤嘉紀が、会見後にメディアとの質疑応答を行なった。

 武藤はまず、欧州に残る選択肢やFC東京に復帰する考えもあったことを明かし、その中で神戸を選んだ理由について語った。


「もちろんヨーロッパに残る選択肢もありましたが、今自分が一番成長できるのはどこかを考えたとき、それは神戸だと考えて決断しました。日本であればサッカー以外のところでも素晴らしい準備ができると思い、かつJリーグでしっかり毎試合出場して、得点感覚を戻す、ゴールマシーンとなると目標にして、今回大きな決断をしました」

「FC東京は僕を育ててくれた大切なチームで、もちろん考えにはありましたが、今回神戸さんが自分に熱くオファーをしてくださり、かつ選手として必要としてくれました。より武藤嘉紀という選手を必要としてくれた神戸に移籍するという決断をしました」

 神戸は武藤とほぼ同じタイミングで、FW大迫勇也とFWボージャン・クルキッチを獲得。武藤は大迫について、「日本を代表するストライカー。自分とはタイプが違いますが、そういった素晴らしい選手と一緒にプレーできる、間近で大迫選手の良さを盗めることは、自分にとってさらに成長につながると思いますし、これ以上ない経験ができるとワクワクしています」と共闘に胸を躍らせた。

「代表に復帰することはまったく諦めていません。結果を残し続ければ、また必ず呼んでいただけると思っています」と、約2年ぶりとなる日本代表復帰への意気込みも示した武藤。6年間の海外生活を振り返っては、次のように語っている。

「6年間、海外のトップリーグでプレーしましたが、難しい、つらかったことのほうが多かったです。ドイツ(マインツ)で大きなケガもしましたし、イギリス(ニューカッスル)では思うような自分のプレーができず、かつ出場機会も得られませんでした。スペイン(エイバル)では内容面、プレーとしては6年間で一番いいプレーができていたと思いましたが、数字がついてこなかった」

「いろいろな経験をしてきましたが、サッカーに関しては、たらればはありませんし、それが自分の実力であって、今の力だと思う。ここからは海外で経験した良かったこと、悪かったこと、すべてを力にして、日本でさらに成長したいし、ヴィッセル神戸というチームで還元できればと思っています」

 武藤は最後に、今季の目標を次のように掲げている。

「まずはチームの勝利に貢献すること。タイトルを取ることは難しくなってはいると思いますけど、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)圏内に必ず入ることにフォーカスしないといけないと思いますし、チームの目標でもあるので、まずはそれを達成する。そして僕自身、数字という結果を出すこと、自分が得点、アシストすることが何よりチームの助けになると思うので、ゴールマシーンにならないといけない気持ちを持って臨んでいきたいと思っています」

By サッカーキング編集部

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