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【札幌vs徳島プレビュー】ホームゲームでの好調ぶりが際立つ札幌…点取り屋不在で攻撃の迫力を欠く徳島

2021.07.03

[写真]=J.LEAGUE、清原茂樹

北海道コンサドーレ札幌 攻撃の活性剤となる小柏の戦列復帰に期待

【プラス材料】
 負傷離脱していたルーキーのFW小柏剛が復帰し、この試合からメンバー入りする可能性が高まってきている。ルーキーながらすでに2得点を挙げており、その俊足とアタッキングセンスは指揮官からの評価も高く、チームの攻撃面における重要なアクセントを担ってくれるはずだ。チームトップの12得点を挙げているFWアンデルソン・ロペスが他クラブとの移籍交渉のためチームを離れている最中とあって、攻撃を活性化できる小柏の復帰はチームにとって間違いなく大きなプラス材料となる。

 また、この2カ月を振り返っても、チームとして5月と6月はそれぞれ1敗しか喫していない。パフォーマンスが安定してきている証と言っていいだろう。


【マイナス材料】
 前節の鹿島アントラーズ戦は4失点の大敗。とりわけセットプレーでの守備の弱さという、かねてから抱えていた課題がより明確に露見した印象だ。失点シーン以外でも簡単にマークをかいくぐられる場面が多く、セットプレーの準備が不十分に思えるシーンが目につく。

 また、マンツーマンディフェンスから積極的にプレスを仕掛け、アグレッシブな試合展開に持ち込めた場面では粘り強い戦いを演じるが、鹿島戦のように相手が堅守速攻の構えで挑んできた際は攻撃が淡泊になり、チャンスメイクがうまくできなくなるという弱点も露呈した。

 各チームと2度目の対戦を迎えるこれからの試合。もちろん今節も含め、相手に研究された中での試合が続くことになり、苦戦が増えそうである。

文:totoONE編集部

徳島ヴォルティス チームトップスコアラー不在の攻撃面に不安あり

【プラス材料】
 前節の横浜F・マリノス戦(0●1)は最終ラインの組み合わせを大きく変更した。これまではDFジエゴ、DFドゥシャン、DFカカ、MF岸本武流という並びでセットプレーにおける高さやフィジカルの強さというメリットはあったが、国籍の違いから言語におけるコミュニケーションで苦労を感じさせる要素もあった。ただ、横浜FM戦ではDF田向泰輝、DF福岡将太、カカ、岸本という並びに。高さや強さは減ったものの、戦術対応度やコミュニケーション力は高まった。相手の特徴やスタイルにもよりそうだが、最終ラインに日本人選手を多数織り交ぜていく術も、オプションとして指揮官の頭には入ったことだろう。

 徐々に試合をコントロールできる試合が増加中。自分たちのチャンス数を増加させる点ではまだ課題を残しているが、ボール保持率を高めながら主導権を握る時間帯は増加傾向にある。

【マイナス材料】
 横浜FM戦ではチームトップスコアラーのFW宮代大聖がベンチ外に。ベンチにも名を連ねなかったことからすると、負傷離脱であることが考えられる。徳島ヴォルティスにとっては痛手だ。

 また、流れの中での得点は5月15日に開催された第14節のサンフレッチェ広島戦(1○0)を最後にしばらく遠ざかっている。攻勢に出られる時間帯は増えつつあるが、宮代の不在で得点力不足は気がかり。

 加えて、シュート数が乏しい。横浜FM戦が3本、第19節のFC東京戦(0●1)が5本。相手のスタイルとのかみ合わせや力関係もあるが、効果的なシュート数を少なくとも現状の倍程度には増加させたいところだろう。

文:totoONE編集部

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