J1第11節で札幌と仙台が対戦した
24日、明治安田生命J1リーグ第11節北海道コンサドーレ札幌対ベガルタ仙台が行われた。
16位の札幌は、公式戦ここ4試合勝利なし。一方の19位仙台は未だリーグ戦未勝利も、直前の21日ルヴァン杯で待望の今季初勝利を挙げた。上位進出へのきっかけを掴みたい両チームの一戦となる。
先制したのは仙台だった。16分、敵陣深く右サイドでボールを守ったDF真瀬拓海の右足クロスから、中央で待っていたMF加藤千尋が右足ダイレクトでゴール左へと流し込んだ。加藤のJ1初ゴールで先制に成功する。
対する札幌はMFチャナティップを中心に仙台ゴールに迫るも、なかなか得点には至らない。
逆に仙台はFWマルティノスの横パスを、加藤がペナルティアーク付近からダイレクトでシュート。しかしこれは札幌ゴールの右ポストを叩きゴールならず、前半は0ー1で折り返す。
迎えた後半、札幌のペトロヴィッチ監督は開始と同時にFW小柏剛をピッチへと送り込むと、この采配が功を奏する。55分、センターサークル付近でボールを拾ったチャナティップが、前線へ走る小柏へスルーパス。これを受けた小柏はペナルティエリア右へ進入すると、右足を振り抜いた。小柏のプロ初ゴールとなる鋭いシュートがゴール左へと突き刺さり、試合は振り出しとなる。
引水タイムの直後、札幌のペトロヴィッチ監督はFWジェイ、FWドウグラス・オリヴェイラ、MF荒野拓馬という3選手を一気に投入。逆転へ向け攻勢を強めていく。
すると79分、敵陣中央左からDF福森晃斗が左足でクロスを上げると、D・オリヴェイラがヘディングシュート。しかしボールは仙台のGKスウォビィクの正面でゴールならず。その後も終盤にかけて、札幌が敵陣へと押し込む時間帯が続く。
それでも、次にゴールを生み出したのは札幌だった。88分、右CKを獲得すると福森が左足でボールを中央へ。これをジェイが打点の高いヘディングシュートで合わせ、ボールをゴール右へと流し込んだ。試合終了間際に札幌が逆転に成功する。
結局試合はこのまま終了。途中出場2選手のゴールで逆転した札幌が勝利を飾った。一方、敗れた仙台はリーグ戦10試合未勝利となっている。
【スコア】
北海道コンサドーレ札幌 2ー1 ベガルタ仙台
【得点者】
0ー1 16分 加藤千尋(ベガルタ仙台)
1ー1 55分 小柏剛(北海道コンサドーレ札幌)
2ー1 88分 ジェイ(北海道コンサドーレ札幌)
By サッカーキング編集部
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