先制点を記録した宮代(左) [写真]=J.LEAGUE
4日、明治安田生命J1リーグ第7節で清水エスパルスと徳島ヴォルティスが対戦した。
2016年11月以来の対戦となる両チーム。今シーズンからアンヘル・ロティーナ監督を迎えた清水は、現在公式戦2連勝中。一方の徳島は前節ホームでのJ1初勝利を飾っており、直近のルヴァン杯では敗れているものの、リーグ戦での連勝を目指す戦いとなった。
先にチャンスを迎えたのは清水だった。14分、味方からのスルーパスに抜け出したFWチアゴ・サンタナが、敵陣ペナルティエリア左から左足でシュート。しかしこれは徳島GK上福元直人の好セーブに阻まれる。
するとアウェイの徳島が先制に成功する。28分、敵陣中央右サイドからドリブルで中央に切り込んだFW宮代大聖が、左足でミドルシュート。これは清水のGK権田修一に防がれるが、ゴール正面にこぼれたボールを、宮代が今度は右足でシュートを放った。これがゴール左に収まり、徳島がリードを奪う。なお、宮代はこれでリーグ戦2試合連続ゴールを記録した。このまま前半は0ー1で折り返す。
迎えた後半立ち上がり、サイドに流れた徳島FW垣田裕暉が敵陣中央右サイドからクロスを上げると、清水のDF鈴木義宜の腕に当たったとしてPKの判定。VARのオンフィールド・レビューを経てPKが確定すると、これをMF岩尾憲がゴール中央に突き刺し、徳島が追加点を記録した。なお、岩尾にとってはJ1での初ゴールとなった。
2点を追う清水は65分にT・サンタナがヘディングシュート。72分には途中出場のFWカルリーニョス・ジュニオがミドルシュートを放つが、いずれも枠をとらえることができない。
迎えた後半アディショナルタイム、徳島はMF岸本武流が敵陣中央右から絶妙なクロスを上げると、ゴール前へ走り込んだ垣田がヘディングで合わせ、ボールをサイドネットに突き刺した。徳島がリードを3点に広げる。
そして試合はこのまま終了。勝利した徳島は、J1の舞台でクラブ初の連勝を掴んだ。次節、清水はホームで浦和レッズと、徳島もホームでベガルタ仙台とそれぞれ対戦する。
【得点者】
0ー1 28分 宮代大聖(徳島ヴォルティス)
0ー2 54分 岩尾憲(徳島ヴォルティス)
0ー3 90+2分 垣田裕暉(徳島ヴォルティス)