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西大伍の絶妙アシストで先制点…浦和、鹿島を下し指揮官のバースデーを勝利で飾る

2021.04.03

2点目を奪った槙野(左)と祝福する武藤(右) [写真]=清原茂樹

 3日、明治安田生命J1リーグ第7節浦和レッズ鹿島アントラーズが行われた。

 現在リーグ戦で13位の浦和と、15位の鹿島という対戦カード。直近のリーグ戦では互いに勝利を掴むことができておらず、上位進出へ浮上のきっかけを掴みたい両チームの戦いとなった。


 序盤からボールを保持する浦和は10分、敵陣ペナルティエリア手前左へ流れてきたボールを、DF山中亮輔がダイレクトでシュート。これは相手DFに防がれ軌道が変化しゴールには至らない。対する鹿島は、DF永戸勝也のセットプレーを中心に相手ゴールを攻め立てる。

 それでも先制したのは浦和だった。味方からのパスを自陣右サイドで受けたDF西大伍がドリブルで持ち上がると、相手ディフェンスラインの裏へ絶妙なロブパスを供給。これに反応したMF明本考浩が上手くボールを収めてペナルティエリア内に進入すると、左足で冷静にゴールへと流し込んだ。

 1点をリードされ、ボールを保持される時間が続いた鹿島だが、前半アディショナルタイムに同点に追いつく。敵陣中央でFKを獲得すると、永戸からゴール前へのクロスはクリアされる。それでも、その高く上がったクリアボールに反応したDF関川郁万がヘディングシュート。ループ気味のボールがゴール右へと収まり、試合は1ー1でハーフタイムを迎えた。

 後半、先にチャンスを作ったのは鹿島だった。47分、フリーでボールを受け敵陣ペナルティエリア左に侵入したFWエヴェラウドが、相手DFをフェイントでかわし右足でシュート。しかしこれは浦和のGK西川周作の正面で、ゴールネットは揺らせない。

 すると、浦和が次に得点を記録した。63分に敵陣中央でFW武藤雄樹のスルーパスを引き出した明本が、相手DFに倒され判定はPKに。ペナルティエリアの内か外か微妙だったためVARが介入したが、判定は覆らず。これをDF槙野智章がゴール左へと流し込み、浦和が勝ち越しに成功した。

 勢いに乗る浦和はその4分後、敵陣深く左サイドからの山中のクロスをMF関根貴大がダイビングヘッドで合わせゴール。しかしVARが介入し、その前のプレーで武藤がハンドを犯した判定されノーゴールとなった。

 鹿島は75分、敵陣左サイドからクロスが上がると、中央で待っていたFW上田綺世が技ありのヘディングシュート。ただ、これはゴールの右へと外れる。その後も鹿島はエヴェラウドを中心に得点を目指すも、結局最後まで得点を奪うことはできず、試合は2ー1で終了のホイッスルを迎えた。

 浦和はこの日47歳の誕生日を迎えたリカルド・ロドリゲス監督に勝利をプレゼント。一方の鹿島はこれでリーグ戦3連敗となった。

 次節、浦和はアウェイで清水エスパルスと、鹿島はホームで柏レイソルと対戦する。

【スコア】
浦和レッズ 2ー1 鹿島アントラーズ

【得点者】
1ー0 37分 明本考浩(浦和レッズ
1ー1 45+2分 関川郁万(鹿島アントラーズ
2ー1 66分 槙野智章(浦和レッズ

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