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【湘南vs仙台プレビュー】湘南はJ1通算150勝が目前に迫る…仙台は2戦連続大量失点の悪夢から立ち直れるか

2021.03.13

[写真]=鈴木颯太朗、J.LEAGUE

湘南ベルマーレ チームのベースを見つめ直すことが勝利への近道

【プラス材料】
 負傷離脱していたメンバーが徐々に戻ってきたこともあり、多くの選手がすでに公式戦の出場を果たしている。総力をもってタフな連戦を戦い抜くために、またチームの一体感を育むうえでも、序盤戦から等しく経験を重ねる意味は小さくない。

 得点力を課題とする中、3試合で2得点と結果はまだまだ物足りないが、第2節の柏レイソル戦はカウンターから、前節の鹿島アントラーズ戦はCKからと、流れとセットプレーでゴールを挙げた。引き続き量と質を磨き、得点力の向上を図りたい。


 今節対戦するベガルタ仙台は通算対戦成績で負け越しているが、ホームではこれまで11勝4分10敗と互角以上の成績を収めている。今季初勝利とともに連敗を止め、サポーターと歓喜を分かち合いたい。

【マイナス材料】
 開幕3連敗と、いまだ勝ち点を得られていない。鹿島戦は試合開始早々に先制を許し、その後も主導権を握られ、1-3で敗れた。鹿島は第2節のガンバ大阪戦が中止となっており、中3日で臨んだ湘南ベルマーレとはコンディションの違いもあっただろう。それでも、球際を始めチームとして大事にしている強度で後手を踏んだことは残念だ。

 柏戦、鹿島戦と、複数失点を喫している守備も然り。チームとして崩されているというより、クロスを上げさせない、シュートを打たせないといったタイトな寄せが薄れているように映る。目の前の一歩や1ミリにこだわってきたチームのベースを今一度見つめたい。

 仙台との通算対戦成績は14勝10分24敗と黒星が先行する。加えて、昨季は1分1敗と勝てていない。

文:隈元大吾

ベガルタ仙台 昨季の初勝利を挙げた地で再スタートを切れるか

【プラス材料】
 厳しい状況で今節を迎えるが、プラス材料がないわけではない。今節の相手である湘南ベルマーレは対戦経験が多い相手で、昨季について言えば1勝1分。昨年の初勝利を挙げた相手でもある。なんとかここで勝って立て直したいところだ。

 また、苦戦が続く中でも、戦い方の幅を広げていることも長い目で見てプラスだ。前節のサガン鳥栖戦は点差を広げられて迎えたハーフタイムに「4-2-3-1」から「3-4-3」へ布陣を変更。これで流れを変えることに成功した。オプションとして今後も使える目途が立ったことは大きい。

 新戦力も徐々に力を発揮している。特に、第2節の川崎フロンターレ戦で加入後初ゴールを決めたMF上原力也はフィットが進んでおり、ボランチでもトップ下でも豊富な運動量とパス能力を生かしている。彼に続くニューヒーローの登場にも期待したい。

【マイナス材料】
 とにかく今季まだ勝利がなく、チームが自信を失いかけていることが最大のマイナス材料。ここ2試合についてはいずれも5失点で惨敗しており、好調の相手が続いたとはいえショックが残る結果だった。手倉森誠監督には精神面での立て直しも託されている。

 守備に加え、得点力にも課題があることも不安だ。ここまでのリーグ戦3試合でのゴールはわずか2点。複数得点がなく、前節に至ってはノーゴール。特にFW陣の奮起が望まれる。

 そして、日程面での不安材料もある。中2日での試合はどのチームにとっても厳しいものだが、ベガルタ仙台はアウェイゲームが続く。鳥栖に続いて平塚と、移動距離も長い。体力面でも、精神面でも、どれくらい回復ができるだろうか。

文:totoONE編集部

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