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川崎F、昨年王者との激闘制して優勝に王手! 終盤2発で退場者出した横浜FM下す

2020.11.18

川崎フロンターレと横浜F・マリノスが対戦した [写真]=金田慎平

 明治安田生命J1リーグ第30節が18日に行われ、首位の川崎フロンターレと昨年度王者の横浜F・マリノスが対戦した。

 横浜FMは40分、DFラインの背後に浮き球のパスを通されると、畠中槙之輔が対応を誤り、抜け出した齋藤学と入れ替わられてしまう。GK高丘陽平がエリアの外まで飛び出してカバーしたものの、この際に手を使ってしまい、一発レッドカードで退場処分となった。川崎Fはこの場面でフリーキックを獲得し、脇坂泰斗が直接狙ったものの、代わって入った横浜FMの GKオビ・パウエル・オビンナのファインセーブに阻まれた。試合はスコアレスで折り返した。


 試合が動いたのは53分、数的有利の川崎が先制する。右サイドをドリブルで突破した齋藤が浮き球で折り返すと、ファーサイドでトラップしたのは後半頭から投入された三笘薫。三笘がマイナス方向にグラウンダーで折り返したボールは相手にクリアされるが、三笘はこぼれ球に素早く反応。右足ダイレクトで合わせ、ニアの左隅に押し込んだ。

 しかし、横浜FMは59分に試合を振り出しに戻す。右サイドのコーナーキックからティーラトンがインスイングのハイボールを供給すると、競り勝った畠中が頭で合わせて叩き込んだ。

 追いついた横浜FMは集中した強度の高い守備で数的不利を感じさせず、試合は一進一退の攻防を繰り返す。川崎Fは74分に三笘の折り返しを受けた大島僚太がエリアの外から巻いてゴール右上隅を狙うが、これは相手GKオビンナが見事な横っ飛びでセーブ。75分には横浜FMが決定機を迎える。右サイドでスルーパスに反応したジュニオール・サントスがフィジカルで相手を制圧し、中央へ切り込んでマイナス方向にグラウンダーで折り返す。合わせたのはエリキだったが、シュートはポスト左をかすめて外れてしまった。

 ゲームが再び動いたのは90分、川崎Fが勝ち越しに成功する。コーナーキックの二次攻撃から右サイドの旗手怜央がクロスを送ると、ゴール前で混戦が生まれ、最後はジェジエウが意地で押し込んだ。後半アディショナルタイム2分には川崎FがPKを獲得したが、小林悠のキックは相手GKオビンナにコースを読まれて追加点とはならなかった。それでも3分後、自陣からゴール前まで運んだ三笘の折り返しから、小林が流し込んでダメ押しの3点目を奪った。

 試合はこのまま終了。勝利した川崎Fは、21日の第28節大分トリニータ戦にも勝利すれば優勝が決定する。大分戦が引き分け以下に終わった場合、22日の第28節浦和レッズvsガンバ大阪でG大阪が引き分け以下なら川崎Fの優勝が決定する。

 一方の横浜FMは、25日からカタールのドーハで一極集中開催されるAFCチャンピオンズリーグに参戦する。

【スコア】
川崎フロンターレ 3-1 横浜F・マリノス

【得点者】
1-0 53分 三笘薫(川崎F)
1-1 59分 畠中槙之輔(横浜FM)
2-1 90分 ジェジエウ(川崎F)
3-1 90+5分 小林悠(川崎F)

By サッカーキング編集部

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