柏レイソルに新たな陽性者 [写真]=兼子愼一郎
柏レイソルは4日、3日に選手38名、トップチームスタッフ17名、フロントスタッフ14名、関係者13名、計82名を対象に行ったPCR検査の結果を発表した。
検査の結果、選手2名とトップチームスタッフ8名が新型コロナウイルス感染症の陽性であることが判明。柏の発表によると、トップチームのスタッフは陽性者との濃厚接触疑いがある2名を含めた複数名に発熱の症状があるという。
柏は2日、選手1名の新型コロナウイルス陽性とトップチームスタッフ2名の発熱を発表。これを受け、Jリーグは検査結果が得られていない2名の濃厚接触疑い者を特定するプロセスが試合開催までにとれないとして、3日に予定されていたベガルタ仙台と柏の一戦を中止していた。さらに3日、柏は発熱者の2名の陽性を発表し、うち1名がネルシーニョ監督であることが明らかになった。
また、今回の検査結果を受けてJリーグは4日、7日に行われる予定だった2020 JリーグYBCルヴァンカップ決勝戦・柏対FC東京戦の開催を中止すると発表。代替開催日は未定となっている。
今回の陽性者は全員、2日のチーム活動に参加し、同日に公共交通機関を利用して仙台へと移動していた。翌3日、チームは仙台からバスを使って柏へ移動したが、ネルシーニョ監督の濃厚接触者疑いがあるスタッフ1名、陽性の選手1名の濃厚接触者疑いがあるスタッフ1名、同日朝に発熱したスタッフ1名はチームと隔離し、乗用車で柏へ移動した。なお、陽性者は現在、全員が自主的な隔離に努めている。
柏は今後の対応について、「一昨日(2日)、昨日(3日)お伝えした事案と合わせまして、選手3名、トップチームスタッフ10名が陽性判定を受けました。今後、保健所による濃厚接触者の判定をいただき、その結果や保健所の指導に沿って適宜対応していきます。また、明日11月5日(木)に、選手、トップチームスタッフ、フロントスタッフ、アカデミースタッフ、関係者のPCR検査を行います」と説明している。
By サッカーキング編集部
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