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【大分vs清水プレビュー】大分は金星挙げた勢いを継続できるか…清水は敵地で前回対戦の再現を目論む

2020.10.03

[写真]=兼子愼一郎、清原茂樹

大分トリニータ 連勝中の相手を破った勢いそのままに、前回対戦の汚名返上を狙う

【プラス材料】
 前節は7連勝中の鹿島アントラーズに対し、狙いどおりの展開で快勝した。相手の猛プレスに対して最終ラインは臆せずにビルドアップし、7試合ぶりに復帰したMF長谷川雄志が速く、シンプルにサイドへパスを散らした。中盤と最終ラインが安定しているため、大崩れすることはなさそうだ。

 攻撃は今季初得点のMF小塚和季に復調の兆しあり。前線でアクセントをつけるだけでなく、得点に絡めるようになれば決定機は増えそうだ。


 また、途中出場のMF野村直輝がアシスト、FW髙澤優也が得点を記録するなど、結果を出した。先発出場の機会を得られれば、もうひと踏ん張りしそうな勢いがある。

【マイナス材料】
 今季のチームは好不調の波があり、前節の試合が良くても次の試合はガラリと調子を落とすことがある。前節の鹿島戦は結果も内容も申し分なかったが、読めないのが現状だ。

 7連戦にひと区切りがつき、今節は中5日だったが、ケガ人が続出。主力のDF香川勇気が右ハムストリングスの肉離れで全治6週間、9月に入ってケガから復帰したMF前田凌佑が右足関節の捻挫で4週間の再離脱、MF小林成豪は左第5中足骨骨折偽関節で全治6カ月の離脱となるため今季の復帰が見込めない。戦力低下は否めないだろう。

 今節対戦する清水エスパルスは、前回の対戦でセットプレーから4失点を喫した相手。その後、セットプレーは念入りに修正をしているが、改善できたとは言いきれない。高さのないゾーンディフェンスで守備範囲の特定が急務となる。

文:totoONE編集部

清水エスパルス ブラジル人コンビが好調を維持。先手を取って連敗脱出なるか

【プラス材料】
 今節の相手は前回セットプレーから4得点した大分トリニータ。その試合で点を取ったFWカルリーニョス・ジュニオ、DF立田悠悟、DFヴァウドとキッカーのMF西澤健太は出場可能な状況だ。DFファン・ソッコは欠場濃厚だが、FWジュニオール・ドゥトラが出場すれば高さが増す。大分もセットプレーはかなり警戒してくるはずだが、良いボールが入れば止めきれないので、引き続き期待が持てる要素と言える。

 また、C・ジュニオは直近の7試合で4得点とコンスタントにゴールを決めており、Jリーグにも慣れてパフォーマンスが上がっている。J・ドゥトラとの連係も良いので、彼らがコンビで起用されればプラス要素となる。

 ヴァウドが出場停止から戻り、第18節の浦和レッズ戦で良い感触があったMFヘナト・アウグストを3バックの中央に置く形に戻すことができることも、守備を安定させるためのプラス材料となるだろう。

【マイナス材料】
 第17節の湘南ベルマーレ戦で連敗を止めたが、その後はまた2連敗。特に前節の名古屋グランパス戦は内容的にも自分たちらしさをあまり見せられず、点を取る前に失点を重ねてしまうという課題も改善できていない。

 今季は降格がないのは救いだが、そんな中で危険なのは選手たちが負け慣れてしまうこと。それにより失点したくないという強いこだわりが薄れ、淡泊な失点がなかなか改善されないという悪循環が起こりやすい。今の清水エスパルスはそこに片足を突っ込みかけている印象があるので、それを立て直せるかという意味でも重要な一戦となる。

 戦力面では、浦和戦で負傷したボランチのMF竹内涼が名古屋戦も欠場し、今週の公開練習でも別メニューだったことが気になる。今のシステムではアンカーとして最適任者だけに、今節も出場できなければ攻守両面でマイナス材料となる。

文:totoONE編集部

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