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【G大阪vsFC東京プレビュー】通算対戦成績は16勝9分16敗のイーブン…一歩先に行くのは青黒か、青赤か

2020.08.29

[写真]=三浦彩乃、大木雄介

ガンバ大阪 守備の安定は今後の武器に。エースの宇佐美に一発が出れば……

【プラス材料】
 約1週間のインターバルを経て迎えるFC東京戦。相手は26日にもリーグ戦を戦ったうえで『パナソニック スタジアム 吹田』に乗り込んでくることを思えば、ガンバ大阪にはコンディション的なアドバンテージがある。ホームの利も生かしてしっかり相手を上回りたい。

 23日に戦った前節・鹿島アントラーズ戦では後半アディショナルタイムに追いつかれたものの、攻め込まれる時間が長く続いた中で、DF昌子源を真ん中に据えた3バックは今季最も安定した“鉄壁”を築いた。戦い方は不本意だったかもしれないが、連戦を勝ち抜くためには、時に引いて守ることもあるはずで、だからこそ今後もこの守備力は大きな武器になっていくことだろう。


 もっとも、どんな戦い方であれ白星につながらなければ心理的な負担が大きくなる。上位に食らいつくためにも今節こそ勝ちきりたい。

【マイナス材料】
 プラス材料に書いたとおり、前節・鹿島戦で示した“鉄壁”は大きな収穫だが、点を取ることでリズムを見出すG大阪だけに、FW陣がやや得点から遠ざかっているのは気になる。

 特にFW宇佐美貴史は、約1カ月ゴールを決めていない。ここ2試合を振り返ると、直近の鹿島戦は終始守備に追われた展開で、その前の第11節・浦和レッズ戦はチーム最多の6本のシュートを放ち、バーを叩くシーンもあったと思えば、あとは決めるだけとの見方もできる。宇佐美のゴールはチームに特別な勢いを宿すと考えても、かつての恩師・長谷川健太監督の前で一発が出ればチームも、個人も加速するはずだが……。

 その元G大阪監督だった長谷川監督率いるFC東京とのリーグ戦は1勝1分2敗。こちらの選手の特徴を熟知している指揮官が敷く堅守を打ち破れるかがカギだ。

文:totoONE編集部

FC東京 大胆な選手起用で12年ぶりのアウェイ戦白星なるか

【プラス材料】
 15連戦に突入し、ここ2試合は先発メンバーの大幅なローテーションを敢行している。高卒プロ2年目のDF中村拓海や同3年目のMF品田愛斗ら、J1初先発の選手を立て続けに抜擢する形となったが、ともにのびのびと“可能性”のうかがえるプレーを見せている。まだ課題も散見されるが、DF森重真人は「まずは彼ら自身の特長を出すことが大事。それがチームの武器になればいいし、今後、やるべきことの精度を高めることで成長できる」と、彼らのサポート役も引き受ける。若いメンバーが試合経験を積むことで、さらなる一体感も生まれ、チームの総合力アップにつながるはずだ。

 その一方、23日に行われた第12節の湘南ベルマーレ戦で、FW永井謙佑にようやく今季初ゴールが生まれた。攻守のリズムを作る貴重な存在だけに、これを機に得点量産に期待をかけたい。

【マイナス材料】
 第12節の湘南戦には快勝(3○0)したが、26日に行われた鹿島アントラーズ戦では今季初の逆転負けを喫した。中村拓が相手のオウンゴールを誘発して先制したものの、安定感や粘りを欠き、相手のクロスからあっさりと2失点を許した。FWディエゴ・オリヴェイラ、永井、MF安部柊斗らを途中投入する交代策も機能せず、チームとしての意思統一は急務と言える。

 また、ケガ明けのDF中村帆高のコンディションは不透明。全試合にフル出場しているDF渡辺剛の疲労感も気がかりなポイントだ。

 長谷川健太監督にとって古巣となるガンバ大阪との対戦は、直近2試合は1勝1分。ただし、アウェイゲームに限ると2009年以降勝利をつかめておらず、マイナス材料と言えるだろう。

文:totoONE編集部

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