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【神戸vs横浜FMプレビュー】今季ホーム戦2勝目を狙う神戸…3戦11発の横浜FMはゼロックス杯の借りを返せるか

2020.08.28

[写真]=兼子愼一郎、金田慎平

ヴィッセル神戸 若手の活躍で質の確保に成功。懸念は相次ぐ外国籍選手の負傷

【プラス材料】
 ミッドウィークの第24節、川崎フロンターレとのミラーゲームを引き分けたヴィッセル神戸。中2日で迎える今節は大幅なメンバーの入れ替えが予想される。それを踏まえて、プラス材料は2つ。

 1つ目は、MFアンドレス・イニエスタとDFトーマス・フェルマーレンが欠場する中で、首位・川崎Fに互角以上の戦いができた点。選手が替わっても神戸らしいポゼッションサッカーを表現できた証拠。選手をローテーションしても高いクオリティを保てたことは、チームの自信につながったと思われる。


 2つ目は、若手の台頭だ。前線ではFW小川慶治朗を脅かす存在として、FW小田裕太郎が躍動。A・イニエスタ不在の中でMF安井拓也が成長し、DF初瀬亮の存在感も増している。今節のメンバー構成は読めないが、誰が出ても大崩れはしない点は好材料と言える。

【マイナス材料】
 離脱中のA・イニエスタとT・フェルマーレンの動向以外で、マイナス材料は3つ。1つ目は、ミッドウィークの川崎F戦でFWドウグラスにアクシデントがあったこと。相手との交錯時に右足を痛めた様子で、68分にFW藤本憲明と交代している。前線の貴重なターゲットマンが欠場するとなれば、大きな痛手と言わざるを得ない。

 2つ目は、決定力不足。川崎F戦では相手の2倍となるシュートを打ちながら2-2のドロー。カウンターで数的優位に立つ場面もあったが……。

 3つ目は、ゲームコントロール。試合終了間際の失点で白星を逃すという悪い流れは、第12節の浦和レッズ戦で断ち切った。だが、川崎F戦では2-1の状況から75分に失点し、今季初の連勝のチャンスを逃した。終盤の課題はまだ解消されていない。

文:totoONE編集部

横浜F・マリノス 攻撃陣の勢いと相性の良さを生かして昨季終盤以来の4連勝なるか

【プラス材料】
 ヴィッセル神戸とのリーグ戦の通算対戦成績は23勝11分8敗と、大きく勝ち越している。優勝した昨季も2戦2勝。相性の良さを生かしてリーグ戦4連勝を狙う。

 8月に加入したばかりのFWジュニオール・サントスが絶好調だ。先発出場するようになった最近の3試合で5得点と大爆発中。どんな形でもゴールを奪える圧倒的なポテンシャルを誇り、3トップ中央の軸が定まったことでチームに幹が通った。さらにミッドウィークの第29節・北海道コンサドーレ札幌戦では昨季MVP&得点王のFW仲川輝人にようやく今季初ゴールが生まれた。負傷の影響もあり、ここまでは苦しい時間を過ごしたが、ようやくトップフォームに戻ってきた。

 3連勝中は計11得点と攻撃陣が爆発しており、今節も複数得点による勝利が期待できそうだ。

【マイナス材料】
 ここまで13試合を消化して21失点という数字は、褒められたものではない。特に最近は5試合連続で失点しており、3連勝中もクリーンシートから遠ざかっている。4-1で快勝したミッドウィークの札幌戦も試合終了間際の後半アディショナルタイムに失点を喫した。すでに勝敗が決した後の失点とはいえ、守備陣としては穏やかではないだろう。

 また、今節は札幌戦と同じように中2日での強行軍となる。夏場の蒸し暑さも加わり、コンディションを維持するのがとても難しい。アンジェ・ポステコグルー監督は札幌戦で先発を5人入れ替えたように、今節も少なからず先発を入れ替えて臨むだろう。途中交代も含めて、指揮官の采配がポイントになりそうだ。

文:totoONE編集部

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