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【鹿島vs鳥栖プレビュー】鹿島は本拠地での同カード5年間負けなし…鳥栖は鬼門で今季初の連勝を狙う

2020.08.08

[写真]=Getty Images、兼子愼一郎

鹿島アントラーズ 本拠地での相性を勝ち点3につなげられるか

【プラス材料】
 JリーグYBCルヴァンカップの川崎フロンターレ戦に2-3で敗れてグループステージ敗退が決まったものの、FW伊藤翔が途中出場ながら2ゴールを挙げ、前節の大分トリニータ戦から2試合連続得点を記録している。他にも途中出場組のMF荒木遼太郎、MF永木亮太らが気持ちのこもったプレーを見せ、0-3から1点差まで追い上げる原動力になった。

 過密日程を戦ううえでベンチ組の貢献は不可欠なだけに、敗戦から見えたプラス材料として強調したい。また、ホームのサガン鳥栖戦は5試合連続負けなし(4勝1分)と相性も良い。


 中2日で今節を迎えるため、メンバーの入れ替えが予想される。川崎F戦の終盤のように前進気勢とチャレンジ精神を持って臨めば、勝ち点3を手繰り寄せられるだろう。

【マイナス材料】
 前節の大分戦から中3日で迎えたルヴァンカップ・川崎F戦は、先発メンバーを変更せず敗れた。現状のベストメンバーで負けたダメージは小さくなく、主力の疲労度は上がり、鳥栖戦はそれを考慮したメンバー編成になるだろう。

 今季はここまで勝利が続かず、自信を確立できていないチームにはマイナス材料と言える。MF三竿健斗も「今は自信を持って、持っている力を最大限発揮すること」と強調している。

 また、個人的なミスから先制点を与える試合が多く、セットプレーの守備にも不安を残している。ボールをつなぎ、自分たちでゴールを切り開くサッカーを標榜する鹿島アントラーズだが、サッカーの基本である“まずは守備から”という意識を念頭に置けるかがカギになる。

文:totoONE編集部

サガン鳥栖 今季初の連勝へ。2試合連続得点中の石井に要注目

【プラス材料】
 前節、ついに今季初勝利を挙げることができた。しかも、好調なFC東京を相手に勝ち点3をもぎ取っている。リーグ戦8試合目にして複数得点を挙げたことも好材料と言えるだろう。金明輝監督も試合後に「自分たちがやりたいことを表現できたんじゃないか」と手応えを感じていた。この1勝は今後の戦いに勢いを与えるに違いない。

 今節の相手は同じ勝ち点で並ぶ鹿島アントラーズ。今季は鹿島らしい戦い方ができていないため、得点を取るが失点も喫する展開が続く。サガン鳥栖は失点が少ないだけに、これまでどおりの戦い方をすれば連勝も見えてくる。

 あとは好機で確実にシュートを決めること。目下売り出し中のFW石井快征が2試合連続でゴールを挙げている。彼に期待するのもアリだ。

【マイナス材料】
 目下売り出し中の若手から百戦錬磨のベテランまで、多彩な攻撃を見せる鳥栖だが、ここに来てケガ人が増えてきているのが気になるところ。

 試合間隔が短く調整も難しいだろうが、攻撃の核となるFWチアゴ・アウベスが3試合連続(1試合は出場停止)メンバーを外れているのが気になる。若手の台頭で補ってはいるが、世界の舞台を経験している実績は誰にも劣らないだけに、あの突破力は今節に欲しいところだ。

 中盤を含め、攻撃陣までコンディションを見極めて起用している金監督だが、選択肢が限られると相手につけ込まれる可能性も高い。厳しいアウェイゲームが続くが、初の連勝を飾るためにもメンバー全員で戦う必要がある。

文:totoONE編集部

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