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浦和、「横断幕掲出禁止」のJリーグ統一ルールに反対の意を伝える文書提出

2020.06.16

浦和が横断幕掲出禁止に反対する文書を提出した [写真]=Getty Images

 浦和レッズは16日、先日Jリーグから公表された横断幕掲出禁止という統一ルールに対し、「反対」の意を伝える文書を提出した。

 Jリーグは先日、「新型コロナウィルス感染症ガイドライン」において、無観客試合では全クラブ統一でファン・サポーターの横断幕掲出を禁止するというルールを発表した。この決定に対し「反対」の立場を貫く浦和は、横断幕掲出について、統一ルールではなく各クラブの判断に委ねるべきだと主張している。

 浦和の立花洋一代表は、公益社団法人日本プロサッカーリーグ原博実副理事長に宛てた文書、全国55クラブの実行委員に送った提言書のなかで、横断幕掲出禁止に反対する根拠として以下のような理由を挙げている。

「ファン・サポーターの存在はサッカー界にとって宝であり、選手がプレーするのは彼らのためであり、彼らの情熱こそがフットボールの魅力です。そして、その魅力によって、中継が入り、放映権料収入となり、スポンサーからの協賛金も付きます。つまり、事業面から捉えるとファン・サポーターは利益を生む原点だと言えます」

「無観客試合でのサポーター横断幕掲出禁止は、新型コロナウィルスの感染リスクが理由となっております。しかし、横断幕そのものの感染リスクは、既にガイドラインで掲出が認められているパートナー企業のバナー広告と何ら変わるものではないと考えています。もちろん、やはり認められている『段ボール』を用いた掲出物と比べて感染リスクが高いとは言い難いものです。また、掲出する行為においては、サポーターから直接受け取らない、掲出するまで48時間以上空けるなど工夫をすることで最大限リスクを下げられると考えます。それにも関わらずサポーターの横断幕は禁止、バナーや広告、『段ボール』掲出は許可という決定は矛盾しており、納得することができません」

「感染リスクを大きく軽減する手段があるにも関わらず、リスクを前面にファン・サポーターの想いから背を背けるようなJリーグの判断に日本サッカーの未来に不安を感じます。多くのJクラブがサポーター横断幕の掲出を嫌がっていることに加え、Jリーグ自体も全クラブ統一ルールとして、各クラブの異なる事情に応じたそれぞれの対応とすることを避けたことに対し、日本サッカー界の将来を憂います」

「クラブとファン・サポーターは一緒に勝利を目指し、共に苦しみ、共に喜び、時には共に悲しむ。苦しい時には励まし合い、時には叱咤激励し合う。お互いにそんな存在であり、その先に掴んだ結果にこそ価値があり、真の喜びがあります。このような関係こそが真のフットボール文化であり、Jリーグが目指してきた『あるべき姿』であると信じています。少なくともこれらは浦和レッズが目指すところです」

 また、浦和はクラブ公式サイトを通じて、「浦和レッズは、いつどんな時もファン・サポーターとともに戦ってまいります。これからも無観客試合において横断幕掲出許可を求め続けていく所存です」とコメントしている。

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