[写真]=Jリーグ、[写真提供]=丸山祐市
日頃から心身のコンディショニングに気を配っているサッカー選手は“おうち”でどのように過ごし、どのようなことを考えているのか。緊急事態宣言下で迎えるゴールデンウィークに合わせて、選手たちの日々の生活におけるちょっとした工夫やアイデアを紹介します。第3回は名古屋グランパスに所属する丸山祐市選手が登場。家族との過ごし方や自由時間の使い方、外出自粛期間中に挑戦したことなど、丸山選手のおうち時間をお届けします。
取材・構成=サッカーキング編集部
写真提供=丸山祐市
■チーム練習(11:00〜12:00)
『Zoom』というウェブ会議ツールを使ってトレーニングをしています。フィジカルコーチから課されるメニューを選手がこなしていきます。トレーニングはストレッチをしたあとにモビリティートレーニングを行い、最後に体幹を鍛えていく流れですね。オンラインではありますけど、チームメイトの顔が見られるのはすごくいいことだと思います。また、家の様子が見られるのは新鮮な感じがしますね。ベランダでトレーニングをしている選手を見て、「いい家に住んでるなあ」と思ったり(笑)。クラブハウスでの全体練習ができない今、チームトレーニングはチームメイトとコミュニケーションが取れる貴重な時間になっています。
■夕食(18:00〜19:00)
奥さんに代わって、夕食を作りました。この日のメニューは親子丼、筑前煮、新じゃがいものバター焼き、アボカドのごま油和え、中華スープ。普段は料理をしないにも関わらず、たくさんの料理を作ってしまったので大変でした(苦笑)。家族には温かいうちに料理を食べてほしいから、ガスコンロを3つ同時に使って調理していたんですよ。そしたらタイマーが鳴りまくることになり、本当に大変で……。正直、「しばらく料理はいいかな」と思いました(笑)。
■自由時間(21:00〜23:00)
子どもが寝たあとは自由時間です。『Netflix』で映画やドラマを観て過ごすことが多いですね。ちなみに、今はチームメイトの千葉(和彦)ちゃんがおもしろいと言っていた『ペーパー・ハウス』を観ています。この期間にいっぱい観たいと思います。また、家で過ごす時間が増えるということで、奥さんと2人で30日間で取り組むボールペン字講座を始めました。やっぱり字はきれいに書けるほうがいいですからね。でも、実は2人とも3日目でストップしているんですよ。ちょうど平仮名が終わったところで(笑)。今回の取材でボールペン字講座をやっていることを言ってしまったので、これを機に再開しようと思います。次はカタカナです(笑)。
――チーム活動の休止により、自宅で過ごす時間が長くなっているかと思います。現在の生活はいかがですか?
丸山祐市(以下、丸山) 家にいる時間が長いので、当初は慣れない部分もありました。シーズン中であれば、毎日家にいることはないわけですから、すごく違和感がありましたね。
ーーフィジカルコンディションの維持について、難しさを感じることはありますか?
丸山 グラウンドでトレーニングをしていない分、難しい部分はありますけど、室内で自分にできることをやれている感覚はあります。オンラインとはいえ、チーム全体でトレーニングできていることはポジティブに捉えていますね。とはいえ、やはりボールに触りたいという想いはあります。僕だけではないと思いますけど、早くグラウンドでボールを蹴りたいなと。シーズン中で、約1カ月もボールに触れないことはなかったですから。とはいえ、家族と過ごす時間が増えたのも事実なので、この期間をポジティブに捉えるようにしています。
※編集部注:名古屋グランパスは4月30日より、自主トレーニングのため練習場を開放。
ーー普段よりも奥さんやお子さんと過ごす時間が増えたかと思います。
丸山 はい。家族と一緒に過ごせるのは本当にうれしいですけど、子どもの世話をするのは結構パワーを使うじゃないですか。普段、家事だけでなく子どもの世話もしている奥さんの大変さを改めて知ることができました。
ーーお子さんとのおうち時間について教えてください。
丸山 息子とのおうち時間は、起床とともに始まります。8時から『おかあさんといっしょ』と『いないいないばあっ!』を観ますから。これはもはやルーティーンですね(笑)。息子は僕に似てすごく寝起きがいいんです。朝から笑顔があふれていて癒やされますよ。ちなみに、番組を観ている息子を邪魔するとめちゃくちゃキレられます(笑)。あとはおもちゃで一緒に遊んだり、絵本を読んであげたりしていますね。最近は歩くようになったので、家の近くを散歩することもあります。散歩中には道端の草をむしって食べようとするぐらい活発な子です(笑)。
ーー育児に関して新たな発見はありましたか?
丸山 お風呂に入れている時間について、「赤ちゃんは湯に浸かる時間を5分程度にしないと疲れてしまう」ということをテレビで知りました。これまでは温まると思って長めに入れていたので、息子に「ごめん」と謝りましたよ(笑)。
ーーお子さんと過ごす時間が長いようですが、家事を担当することもあるのでしょうか?
丸山 この期間に奥さんの苦労を知ったので、料理に挑戦してみました。僕、まったく料理ができないんですよ。湘南に在籍していた2014年、一人暮らしをしていた時に野菜炒めしか作らなかったぐらい。奥さんが録画している『男子ごはん』っていう料理番組で卵料理の特集をやっていて、それを見てオムレツを作りました。「塩を入れすぎ」と言われましたけど、個人的にはまずまずの出来だったと思います。大さじとか小さじとか全然わからないし、時間にも追われるので料理は大変だなと思いましたね。いつも3食作っている奥さんは本当にすごいなと。
ーー奥さんに感謝の気持ちを伝えましたか?
丸山 言葉では言いづらいので、行動で示すようにしています。さりげなく「洗濯回しちゃっていい?」と言う感じで(笑)。
ーー外出自粛生活の中で大きく変わったことはありますか?
丸山 大きな変化はないですね。多少の変化はありますけど、基本的にはこれまでと同様の生活をするように心掛けているので。本当は「なにかの勉強を始めた」と言いたいところですけどね(笑)。それでも、時間を作ることのできる期間だと思うので、まだ読んでいない本を読んだり、いろいろな知識をつけていきたいなと考えています。今だからこそできることがあると思いますから。
ーー最後に、おうち時間を過ごすサッカーファンにメッセージをお願いします。
丸山 仕事をするために外出しなくてはならない方もいるかと思いますが、今はできるだけ外出しないことが重要になります。新型コロナウイルスが今や身近な存在になってしまったと認識して、一人ひとりが気をつけて行動していきましょう。サッカーをはじめ、いろいろなスポーツの再開目処が立っていない状況ですけど、それぞれの行動により再開できる可能性は高くなると思います。僕たち選手は再開後にいいプレーを見せられるようにしっかりと準備していますので、力を合わせてこの状況を乗り越えていきましょう。サッカーを通して皆さんと会える日を楽しみにしています。
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By サッカーキング編集部
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