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カターレ富山が人材派遣のパソナと提携…元エース苔口の“転身”もサポート

 カターレ富山は13日、人材派遣業を展開する株式会社パソナの富山県拠点、パソナ・富山とパートナーシップを締結したことを発表した。

 パソナはこれまでに、つくばFCレディース、MITO EIKO FC 茨城レディース、南葛SC WINGS、FC町田ゼルビアレディース、いわてグルージャ盛岡、岡山湯郷Belle等と連携協定を締結しており、今回で7チーム目となる。同社はこれから、カターレ富山の所属選手や指導者に対し、引退後のセカンドキャリアを見据えた様々な支援を実施していくという。

 今回のパートナーシップ協定の第一弾として、世代別日本代表の経験を持ち、カターレ富山のエースとして10年間活躍した苔口卓也氏(昨年に引退)がパソナ・富山に就業した。

 苔口氏は火曜から金曜の9時‬〜16時までパソナで営業として働き、17時から‬カターレ富山でスクールコーチに励む。2月4日からこの生活をスタートしている。昼間はスーツを着てサラリーマン、夕方からスクールコーチと二足の草鞋を履いてセカンドキャリアを歩む苔口氏の姿は、現役選手や他の引退した選手への刺激にもなるはずだ。「ユニフォームを洗ってもらっていた立場から洗う立場になることをまずは頭に入れて頑張れ」カターレ富山の山田彰弘社長の愛ある激励が心に残った。

 新たな道を歩み始めたばかりの苔口氏に話を聞いた。

――まずは引退した理由を教えてください。

苔口:個人的にこの1年で結果を残せなかったら引退すると決めていました。2019年シーズンで活躍が出来なかったので引退することを決めました。

――引退して色々な選択肢があったと思いますが、この道を選んだきっかけは?

苔口:まず強化部長の黒部さんがこの話を僕に持ち掛けてくれました。社会人としても一人の人間としても成長させてもらえると思ったので、やらせてもらおうと決めました。

――カターレ富山は凄く苔口さんのことを大事に想ってくれていますよね?

苔口:僕の為にこういう機会を頂けて感謝しています。僕はサッカーしかやってこなかったので、社会人として当たり前のことをできるようになれるようにしていきたいです。

――日中は営業マン、夕方からはスクールコーチの生活を始めて約10日が経ちましたがいかがですか?

苔口:なかなかハードな面もありますが、やってみて新鮮な気持ちもやりがいもすごくあるので全く苦にはなってないです。スーツを着てオフィスに通うことだけでも新鮮ですよ。

――この10日間でやりがいを感じたエピソードはありますか?

苔口:パソナに関しては、社会人としてのマナーや電話対応を学んだり、渡邉支店長と営業にも10回以上は行きました。営業同行で隣で話を聞かせてもらっていますが、色々な知識が入ってきて、刺激を受けていますよ。名刺の渡し方もビジネスメールの送り方も全くわからなかったので、一歩づつ進んでいます。カターレ富山のスクールに関しては小学生に教えていますが、教えたらすぐ覚えて、すぐに次の段階にいける子もいれば、なかなか出来ない子もいて難しい部分もありますが、教え甲斐はすごくあります。指導は奥が深いですよね。

――営業に行ったら驚かれるのでは?「苔口卓也が来た!」と。

苔口:たまにありますね(笑)。ありがたいことです。それを武器にして営業で成果を出せるように頑張りたいです!

――サッカー選手の時は練習時間が約2時間と拘束時間が短かったじゃないですか。働き始めて時間の大切さを実感しているのでは?

苔口:自由な時間や子供と会う時間は現役の時に比べると圧倒的に減りました。でもすごく成長させてもらっている実感がありますし、刺激だらけの毎日で楽しんでますよ。

――現役選手のうちからやっていれば良かったと働き始めた今だから感じることはなんですか?

苔口:若い時にもっともっと監督の言うことをしっかり聞いて、頭に入れて自分から練習していければ良かったなと思います。若い時はあまりわからなかったですが、年齢を重ねるにつれて監督の言うことがストレートに入ってわかってきたんです。若い時から監督のやりたいことを理解するというのは凄く大事なことですし、それを出来ている選手は活躍できると思います。

――仕事にも繋がりそうな教訓ですね。練習の時間以外は何をやっていましたか?

苔口:子供が出来てからはずっと子供と遊んだりしていました。あとはオフなどにクラブハウスに行って身体を動かしたりしてましたね。身体にはけっこう気を遣っていました。ただ、今考えると自分が足りなかった部分をもっとやっていればよかったと思います。英語やパソコンの勉強も若い頃からやっていれば可能性はどんどん広がっていきますよね。練習も勉強も若いうちにやっておかないとダメだなと歳を重ねた今ようやく気づきました。歳を重ねるにつれて、空いていた時間のありがたみや使い方がわかってきたんです。

――出身は岡山ですよね。地元ではない富山で10年間プレーした理由は?

苔口:運命と言いますか、セレッソ大阪で契約満了になった時に最初に声を掛けてくれたのがカターレ富山でした。富山に行くとすぐに決めましたが、まさか10年間もここで働くとは思っていなかったので予想外でした(笑)今となっては第2の故郷です。今回も富山で働かせて頂くことになったので富山には縁があるなと感じています。地域貢献をしたいと思っていますし、富山を少しでもパソナやカターレを通して盛り上がていければと考えています。

――最後にこの仕事においての目標を教えてください。

苔口:パソナでは、まずは基本的な仕事を覚えて皆さんに追いつくことが近々の目標です。そういう力が付いてきたら1人で営業に行けるようになりたいです。1人で営業にいけたらまたひとつ成長出来ると思いますので。今は支店長に頼りっぱなしなんです。カターレ富山では、スクールは右肩上がりで会員数が凄く増えてきていると聞いたので、それを自分がもっと増やせるように頑張っていきたいなという想いがあります。

パソナ・富山によるカターレ富山への支援内容

1. セカンドキャリア支援
【キャリアカウンセリング】
 国家検定キャリア・コンサルティング技能士らによるキャリアカウンセリングの実施

【スキルアップ講座】
 ビジネスマナー基礎研修、パソコン講座、セルフブランディング講座、
 面接対策講座等の開催

【仕事紹介】
 セカンドキャリアを見据えた仕事を選ぶための相談会の実施、就業先の選定

【就労後支援】
  就労開始後に、就業先で円滑に仕事を進めていくための定期面談や研修の実施

2. SDGs人材育成研修
SDGsビジネススクールの提供するオンライン講座等によるSDGsビジネスの基礎教育研修を実施

3. 社会貢献イベント等の共同開催

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