先制点を記録したビジャ [写真]=金田慎平
明治安田生命J1リーグ第27節が行われ、川崎フロンターレとヴィッセル神戸が対戦した。
序盤からポゼッションを握ったのは神戸。最終ラインからの丁寧なビルドアップで攻略を試みる。一方の川崎は相手にボールを持たせ、一列前のラインに入ったタイミングで一気にプレスをかけてショートカウンターを狙う。その思惑通りに素早い攻撃から阿部浩之らがシュートチャンスを迎えた。
しかし前半終了間際の44分、ダンクレーのボール奪取からダビド・ビジャが前を向くと、一気に前方のスペースへボールを送る。抜け出した古橋亨悟は巧みなドリブルで時間を作り、逆サイドから走り込んできたビジャへラストパス。ビジャは冷静に左足で流し込み、神戸が先制に成功した。
さらに70分、左サイドでボールを受けたアンドレス・イニエスタがファーサイドのトーマス・フェルマーレンへ正確なクロスを送る。フェルマーレンの折り返しを、中央で待ってた大崎玲央が押し込んで神戸が追加点を挙げた。
追いすがる川崎はレアンドロ・ダミアンや長谷川竜也ら攻撃的な選手を次々と投入し、相手ゴールへ迫る。するとカウンターからその長谷川が抜け出して1点を返す。さらにラストプレーで守田英正が決定的なシュートを放ったが、GK飯倉大樹のスーパーセーブが飛び出し神戸がリードを守り切った。
【得点者】
44分 0-1 ダビド・ビジャ(ヴィッセル神戸)
70分 0-2 大崎玲央(ヴィッセル神戸)
90+1分 1-2 長谷川竜也(川崎フロンターレ)