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昨季で引退の小笠原満男氏、鹿島のアカデミー・アドバイザーに就任「全てを注ぐ」

昨季限りで現役を引退した小笠原満男氏 [写真]=Getty Images

 鹿島アントラーズは8日、昨季限りで現役を引退した元日本代表MF小笠原満男氏がアカデミー・アドバイザーに就任することが決まったと発表した。

 鹿島はアカデミー・アドバイザーとしての業務について「スクールからユースまで育成部門の全カテゴリーに対し、これまでのプロ経験を生かして実技や指導等のサポートを行う」と説明。小笠原氏は以下のようにコメントしている。

鹿島アントラーズがさらに強くなるため、現役を引退した自分に何ができるのか、クラブとも話し合いを重ね、育成部門にアドバイザーという形で携わることになりました。これまで、プロサッカー選手として約20年間の経験を、トップチームの選手たちには伝えてきたつもりで、これからは育成年代の選手たちに自分が培ったものを還元していこうと思います。アカデミー出身の選手が一人でも多くトップチームに昇格し、アントラーズの中心、日本の中心として活躍できるよう、自分の力の全てを注いでいきます」

 小笠原氏は1979年生まれの39歳。大船渡高校出身で、1998年に鹿島へ加入した。日本代表でもともにプレーすることとなるGK曽ヶ端準やMF本山雅志(現・ギラヴァンツ北九州)、MF中田浩二(現・鹿島C.R.O/クラブ・リレーションズ・オフィサー)らと同期加入で、2006年途中から1年間に渡ってメッシーナでプレーした期間以外は、鹿島で活躍を続けてきた。

 ルーキーイヤーの1998年にJリーグ制覇を経験すると、レギュラーに定着した2000年にはJ1リーグ、ヤマザキナビスコカップ(現・JリーグYBCルヴァンカップ)、天皇杯の国内3冠を達成。史上初の快挙を成し遂げる原動力となった。翌2001年にはJ1連覇、2002年にはナビスコ杯制覇。2007年夏にメッシーナから復帰すると、同年には終盤の9連勝で“奇跡”とも称された大逆転でのJ1優勝を果たし、クラブ通算10冠目を獲得した。2007年は天皇杯も制している。

 2007年から2009年まで史上初のJ1リーグ3連覇を成し遂げ、2009年はJ1の最優秀選手賞(MVP)、フットボーラー・オブ・ザ・イヤーを受賞。2010年は天皇杯を制し、2011年と2012年、2015年にはナビスコ杯を制覇した。2016年は明治安田生命J1リーグと天皇杯の2冠を獲得し、今季はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を初めて制している。7度ものJ1制覇をはじめ、獲得した主要クラブタイトルは17を数える。Jリーグベストイレブンには2001年~2005年と2009年、計6回も名を連ねている。

 キャリア通算では、明治安田生命J1リーグで525試合出場69得点、JリーグYBCルヴァンカップで63試合出場8得点、天皇杯で59試合出場11得点、Jリーグチャンピオンシップで7試合出場1得点、ACLで44試合出場3得点、アジアクラブ選手権で9試合出場2得点、FIFAクラブワールドカップで4試合出場、アジアカップウィナーズカップで2試合出場1得点、A3マツダチャンピオンズカップで3試合出場1得点、ゼロックススーパーカップで6試合出場、スルガ銀行チャンピオンシップで3試合出場を記録している。クラブでの公式戦通算出場数は725試合、96得点だった。

 また日本代表としても活躍し、U-19代表の一員として1999年のワールドユース準優勝に貢献。2002年にA代表デビューを果たし、国際Aマッチ通算55試合に出場(7得点)した。2002年の日韓共催大会、2006年のドイツ大会と、FIFAワールドカップにも2度出場している。

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