2018.12.25

【スカサカ!ライブ】曺貴裁監督は予言者? 今こそ語るルヴァンカップ決勝の裏側

サッカー総合情報サイト

 12月21日放送の#87では、この日のスタジオゲストだった湘南ベルマーレの曺貴裁監督が、2018年の湘南の戦いぶりを振り返った。

 2018シーズンの湘南にとって最大のハイライトシーンと言えば、10月のJリーグYBCルヴァンカップ初制覇だろう。横浜F・マリノスを1-0で破り優勝したシーンが映し出されると、曺監督は「ちょっと喜びすぎ(笑)。これ俺、倒れていて誰かが来ると思ったら、誰も来なかった(苦笑)。誰も来ないから起き上がった。試合に負けたプロレスラーみたい」と振り返りつつ、前日に行われた前夜祭での“秘話”を明かしてくれた。

「ネタでも何でもなく、なんか『明日、勝つな~』と思ったんですよ。『勝ちたい』ではなく『勝つ』って。だから選手を集めて『お前らたぶん明日勝つよ。理由は分からないけど』って言ったんですよ。『だから風邪引くなよ』って。選手からすれば『監督は何でこんなところで選手を集めてんだ?』みたいな感じだったと思うんですけど。でも、初めてそんな感覚がありました。それで負けたら全くの見当違いでしたけど、なんか空気が(よかった)。選手がいい顔をしていたし、今まであまりない感じでした」

 また、試合前日までに想定していたスターティングイレブンから、当日になって1人を入れ替えたことも打ち明けた。

「実は一人、前日からメンバーを代えたんですよね。いきなり。該当する選手をちょっと呼んで、『実はこういう理由でお前に代えようと思うんだけど、どう思う?』って尋ねて、『全然大丈夫です。そんなのいつものことじゃないですか』と言ってくれたので代えました。代えてから『勝つよ』なら分かるけど、『勝つよ』って言ってから代えたので、選手からすれば迷いがあると取られても仕方がないけど。パッと思いついたことだけど、いろいろなものから導き出されたものだと信じていたし、相手に対して『こっちのほうがいいな』と思い直したというか。冷静ではありました」

 そして実際の試合でも、流れの良さを感じる出来事があったという。

「実は、自分たちのキックオフで始まって、そのプレーがシュートで終わったんですよ。キックオフから自分たちでボールを回して、練習していたような形で。そんなことあまりないでしょ? だから『勝つと言ったのがうまく流れたな』と。(先制した後は)『1-1にされた時にどうしようかな』と考えていました。『1-2にされず、2-1するのはどうすればいいのかな』って。でも最後の10分ぐらいは『いけるんじゃないかな』という感じでした。F・マリノスさんのほうが、自分たちがやりたいことをなかなか出せず、ちょっとイライラしているなっていう感じがありましたね」

 ルヴァン杯を制した湘南だが、J1では残留争いを演じることになった。そして最終節では残留争いのライバルである名古屋グランパスとの直接対決となり、2-2で引き分け。この結果、湘南の残留が確定し、名古屋については同時刻で行われていた川崎フロンターレ対ジュビロ磐田の結果に委ねられることとなる。そして、この場面でも曺監督がある“予言”を的中させたという。

「たぶん(風間)八宏さんは『ああもう、俺らプレーオフ行くな』と準備されている感じだった。でも俺、言ったんですよ。『川崎が1-1に追いついたらしいから、最後分からないですよ』って。『ホントか?』と言いつつ、八宏さんはあまり気にされていなかったみたいなんですけど、そうしたらだんだんスタジアムの雰囲気が変わってきて。誰かが(結果を)見たんだろうね。俺も『えっ?』って思って」

 曺監督の予言どおり、川崎は後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを奪い、2-1で磐田に勝利。その結果、名古屋の残留が確定し、磐田がJ1参入プレーオフに回ることになった。

「終わった後にお互いに喜び合うスタジアム、お互いに『おめでとう』みたいな、あれは一種独特の雰囲気でしたね。終わった後、サポーター同士が居酒屋で一緒になって飲んだ、みたいな話もちらっと聞きましたよ」と、曺監督は試合後のエピソードも明かしてくれた。

 同じくスタジオゲストだった播戸竜二は今シーズン、FC琉球でJ3優勝とJ2昇格を経験した。番組MCの岩政大樹から何が良かったのかを聞かれると、播戸は“自画自賛”も挟みつつこのように分析した。

「同じ監督(金鍾成監督/2019シーズンは鹿児島ユナイテッドFCを指揮)の下で3年間、積み上げてきていて、その集大成みたいなところがありました。そこに僕みたいな選手が入って、『優勝したらこうなるで』とか、『優勝するためにはこういうのが大事やで』みたいなのをコソコソ言うてたんで。それがちょっと効いたかな、とは思います」

 播戸は自分のようなベテランの重要性について「湘南のルヴァン杯制覇でも、ミキッチとか梅崎司とかにも役割はあったんちゃうかな、というのを曺さんに聞きたい」と話を振ると、曺監督は「ミキッチはよく俺に『どのタイトルでも、優勝したら全然違う』って言っていた。それはホントに心強かった」と回答。そして、話は監督と選手のコミュニケーションへと流れていった。

「監督と選手が話すのって、『今日は天気がいいね』ぐらいでも、選手はちょっとうれしいところがあるじゃない?」と曺監督が問いかけると、播戸は「めっちゃうれしいです。選手は監督に対してすごくナーバスになりますからね。監督の一言で気持ちが沈むこともありますし、ベテラン選手がいくら『大丈夫やで』と言って通じなくても、監督が『大丈夫や』って言えば、若い選手たちには響きますから」と選手の心境を語った。

 そして、同じくスタジオゲストだった加地亮氏から「コミュニケーションの面で気をつけていることは?」と尋ねられると、曺監督は「できるだけ全員と喋ろうと思っている。1日1回とか、一言とか。何でもいいけど全員と話すようにしている」と、選手たちとの対話を大事にしていることを明かした。

 毎週金曜日21時から放送されている『スカサカ!ライブ』。次回は12月28日(金)21時スタートの予定で、アジアカップ特集や「今まさに聞く~サンフレッチェ広島 青山敏弘篇~後編」などが放送される。

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