今季J2で飛躍を遂げた選手たち [写真]=J.LEAGUE
松本山雅FCの初優勝で幕を閉じた今季の明治安田生命J2リーグ。今季期限付き移籍で加入し、飛躍を遂げた5人の若手選手を紹介する。なお、平戸太貴(FC町田ゼルビア)や伊藤涼太郎(水戸ホーリーホック)ら期限付き移籍期間を延長し、在籍2季目となる選手は紹介の対象外とした。
小林成豪
生年月日:1994年1月8日(24歳)
身長・体重:176cm・65kg
出身地:兵庫県
所属クラブ:モンテディオ山形(ヴィッセル神戸からの期限付き移籍)
ポジション:MF
背番号:16
経歴:若草SC→ヴィッセル神戸Jrユース→ヴィッセル神戸U-18→関西学院大→ヴィッセル神戸→モンテディオ山形
2018シーズン:34試合12得点
ルーキーイヤーから20試合1得点と一定の出場機会は得ていたものの、さらなる成長を求めて山形に加入。主にトップ下を務め、左右のワイドポジションでも出場した。山形での出場3試合目となったロアッソ熊本戦で2得点を記録し、勝利に貢献。第20節の徳島ヴォルティス戦では難しい体勢から豪快ボレーを叩き込んだ。12得点はJ2で6位タイ、チームではトップの数字だった。
藤村慶太
生年月日:1993年9月2日(25歳)
身長・体重:182cm・72kg
出身地:岩手県
所属クラブ:ツエーゲン金沢(ベガルタ仙台からの期限付き移籍)
ポジション:MF
背番号:26
経歴:FC手代森→SSCヴェローチェ盛岡Jrユース→盛岡商高→ベガルタ仙台→ツエーゲン金沢
2018シーズン:37試合1得点
ボランチ、2列目、FW、さらにサイドバックもこなせる万能性を誇るが、今季は本職のボランチで37試合に出場。1得点4アシストを記録した。4月からは先発に定着し、攻守をつなぐ重要な役割を担うように。またラストパスの本数ではJ2で6位の数値を叩き出している。昨季は残留争いに巻き込まれた金沢だったが、今季は13位とジャンプアップ。その躍進を中盤から支えた。
オナイウ阿道
生年月日:1995年11月8日(23歳)
身長・体重:180cm・74kg
出身地:埼玉県
所属クラブ:レノファ山口FC(浦和レッズからの期限付き移籍)
ポジション:FW
背番号:19
経歴:神川パルフェ→FCコルージャ→正智深谷高→ジェフユナイテッド千葉→浦和レッズ→レノファ山口FC
2018シーズン:42試合22得点
開幕から3試合で4得点とゴールを量産し、2月・3月の『明治安田生命JリーグMastercard priceless japan 月間MVP』に選出された。以降もコンスタントに得点を重ね、山口をけん引し続けた。プロキャリアでの最多得点はジェフユナイテッド千葉在籍時代の2016年に記録した「6」。その数字を大きく上回り、J2得点ランキング2位の22得点を挙げる活躍を披露した。
佐々木匠
生年月日:1998年3月30日(20歳)
身長・体重:166cm・59kg
出身地:宮城県
所属クラブ:カマタマーレ讃岐(ベガルタ仙台からの期限付き移籍)
ポジション:MF
背番号:17
経歴:ベガルタ仙台ジュニア→ベガルタ仙台Jrユース→ベガルタ仙台ユース→ベガルタ仙台→徳島ヴォルティス→カマタマーレ讃岐
2018シーズン:40試合4得点
“ベガルタ仙台の至宝”と謳われ、クラブ史上最年少の16歳3カ月でベンチ入り。世代別代表では背番号10をつけた経験も持つ。今季は2列目の右サイドでポジションを確立し、開幕戦から15試合連続で先発出場。チームは最下位に終わりJ3降格となったが、終盤戦では2試合連続ゴールを記録するなど気を吐いた。自己最多の40試合に出場し、4得点9アシストをマークした。
神谷優太
生年月日:1997年4月24日(21歳)
身長・体重:176cm・67kg
出身地:山形県
所属クラブ:愛媛FC(湘南ベルマーレからの期限付き移籍)
ポジション:MF
背番号:10
経歴:OSAフォルトナ山形→SFCジェラーレ→東京ヴェルディジュニア→東京ヴェルディJrユース→東京ヴェルディユース→青森山田高→湘南ベルマーレ→愛媛FC
2018シーズン:30試合7得点
齋藤学や髙萩洋次郎ら日本代表経験者たちもかつて期限付き移籍でプレーした愛媛に加入。初年度からいきなり10番を託されると、その番号に見合う結果を残した。今季はトップ下を主戦場としながら、ボランチ、サイド、最前線と複数のポジションでプレー。ケガや世代別代表の活動による離脱もあったが、愛媛に欠かせないピースとして獅子奮迅の働きを見せた。
By サッカーキング編集部
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