古巣を相手にゴールを決めた梅崎司 [写真]=清原茂樹
目の前の視界は開けていた。ハーフウェーラインの手前から、ゴールに向かって一気にスピードを上げていく。
「立ち上がりに森脇(良太)にインターセプトされたシーンがあって、やっぱりモリは前への意識が強いので、そこを逆手に取ろうと。僕を超えてクサビが入って、その瞬間にモリの逆を突けて広大なスペースが空いたので、そこをうまく使うことができました。最後のシーンは、アイデアがあるシュートだったと思います」
湘南ベルマーレの梅崎司が、古巣の浦和レッズを相手に挙げた先制点を振り返る。「(GK西川)周作は高校時代からずっとやっていますし、なんとしても今日は点を取りたいなという思いがあった。すごくうれしかったです」と笑みをこぼした。
湘南が平塚で浦和を下したのは、ベルマーレ平塚時代の1997年7月19日以来、実に21年ぶりの出来事である。創設50周年を迎えた今季のホーム最終戦は、Shonan BMW スタジアム平塚に14,711人の観衆を集める中、2-1で浦和を破り、勝利で締めくくった。
「力のある相手で、立ち上がりから非常に苦しい展開でしたけど、試合前から勝利だけを目指して準備してきて、それが実を結んで良かった」と梅崎は安堵の表情をのぞかせた。湘南は今年4月にも埼玉スタジアムで勝利を収めているため、今季は浦和戦で2勝したことになる。
しかし、まだ何も終わってはいない。J1残留という大きなミッションが残されている。
「残留が懸かっている3チームが今日勝利して、なかなかないしびれる展開ですけど、勝てば残留が見えるので。勝つ準備を今日から始めて、しっかりみんなで練習の中から切磋琢磨して、敵地で絶対に勝って、残留を決めたい」
運命のJ1最終節は12月1日。「14位 勝ち点40」の湘南は、「16位 勝ち点40」の名古屋グランパスと対戦する。名古屋のホーム、パロマ瑞穂スタジアムへと乗り込む。
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