21日から23日にかけて行われた明治安田生命J1リーグ第27節で活躍した3人の選手を紹介する。
小野瀬康介
生年月日:1993年4月22日(25歳)
身長・体重:176cm・65kg
出身地:東京都
所属クラブ:ガンバ大阪
ポジション:MF
背番号:50
利き足:右
経歴:ミッキーSC→横浜FCJrユース→横浜FCユース→横浜FC→レノファ山口FC→ガンバ大阪
第27節:清水エスパルス 1-2 ガンバ大阪
J1残留の“救世主”として今夏加入したアタッカーは、3試合連続先発となった清水戦で2得点を演出。自らのポジションを確立しつつある。まずは開始30秒、自慢のスピードでサイドを突破し、先制弾をお膳立て。さらに26分には倉田秋の折り返しをヒールでコースを変え、ファン・ウィジョの決勝点をアシストした。82分に米倉恒貴と交代するまで、右サイドで奔走し続けた。小野瀬の活躍でG大阪は今季初の3連勝を達成。依然として順位は降格圏の17位だが、残留への光が見え始めた。小野瀬は間違いなくその原動力となっている。
権田修一
生年月日:1989年3月3日(29歳)
身長・体重:187cm・83kg
出身地:東京都
所属クラブ:サガン鳥栖
ポジション:GK
背番号:20
利き足:右
経歴:さぎぬまSC→FC東京U-15→FC東京U-18→FC東京→SVホルン(オーストリア)→サガン鳥栖
第27節:柏レイソル 1-1 サガン鳥栖
J1残留に向けて敵地・柏で迎えた大一番、惜しくも勝利とはならなかったものの、勝ち点1獲得に尽力したのが守護神の権田だ。1-1で迎えた71分、まずは江坂任の決定的なヘディングを右手一本で防ぐ。さらに終了間際の88分にはクリスティアーノの強烈なミドルシュートをストップ。そのこぼれ球を詰めた山崎亮平のシュートも体を投げ出してブロックし、最後まで勝ち越し点を与えなかった。公式戦の連続完封記録は「4」で止まったものの、黒星を喫する可能性があった一戦をドローに持っていけたのは、権田の活躍があったからだ。
阿部浩之
生年月日:1989年7月5日(29歳)
身長・体重:170cm・69kg
出身地:奈良県
所属クラブ:川崎フロンターレ
ポジション:MF
背番号:8
利き足:右
経歴:高田FC→大阪桐蔭高→関西学院大→ガンバ大阪→川崎フロンターレ
第27節:川崎フロンターレ 3-1 名古屋グランパス
“目の覚めるような一発”とはこういったシュートのことを指すのだろう。前指揮官・風間監督率いる名古屋をホームに迎えた一戦、ゴール前やや左のポジションでボールを受けた阿部は迷うことなく左足を振り抜くと、見事なまでに美しい弾道を描きゴール左隅に突き刺さる。利き足は右だが、左でも遜色ない鋭いシュートが放てるのが阿部の最大の武器だ。阿部は2試合連続ゴールを記録。そして川崎は2連勝で首位・広島に勝ち点4差まで迫った。残り8試合、逆転優勝に向けてさらにギアを上げていきたいところだ。
By サッカーキング編集部
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