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J1昇格争いに待ったをかける! 今、“超強力2トップ”擁する徳島が熱い!

徳島は5戦無敗で6位に順位を上げた [写真]=J.LEAGUE

 今、J2で最も勢いのあるチーム、それは徳島ヴォルティスだろう。

 リカルド・ロドリゲス体制2年目の今季、開幕から間もなく1カ月以上白星に見放されると、6月にはまさかの4連敗。さらに大崎玲央(ヴィッセル神戸)、大本祐槻(V・ファーレン長崎)、島屋八徳(サガン鳥栖)、山﨑凌吾(湘南ベルマーレ)と主力選手が相次いで引き抜かれてしまう。

 J1昇格の可能性がますます遠のくと思われたが、ここにきて4連勝。その原動力となっているのが途中加入の“超J2級”のストライカーたちだ。J初参戦のスペイン人FWダビド・バラルは8試合8得点と荒稼ぎ中。2016年のJ1得点王ピーター・ウタカは、すぐさまチームにフィットし、早くも5ゴールを記録。得点のみならず、周囲を生かすプレーにも長け、今や徳島に欠かせないピースとなっている。

 そして迎えた、2位FC町田ゼルビアとの一戦。最終ラインを高く設定し、フィールドプレーヤー10人がコンパクトな陣形を保つ相手に苦戦が続く。前半は落ち着いてボールを回すことすらままならず、放ったシュート数はわずかに「2」。しかしながら、指揮官は「プレッシングは徐々に弱まるので、プレー自体はプラン通り」とこの展開を想定していたようだ。

徳島を率いるロドリゲス監督 [写真]=J.LEAGUE

「町田は縦横25メートルを常に保って、コンパクトな陣形を形成する。我々としては町田がやりたいことをやらせないようにしなければいけない。選手たちには相手を引き伸ばし、背後を取るように求めました。欲を言えばもっとサイドに揺さぶりたかったのですが。相手が後ろに引いて戻っていくようなシチュエーションを作ろうと話しました」

 前半アディショナルタイムに失点を喫した徳島は、後半開始からじわじわとボールポゼッション率を高め、相手を押し込んでいく。すると70分、井筒陸也のフィードをバラルが頭で落とすと、抜け出したウタカが冷静にゴールに流し込む。前半は再三オフサイドに苦しんだが、後半は「相手の最終ラインと同じところには立たず、2、3メートル手前の位置で動き出すようにしていた」というウタカ。「あまりチャンスがなかったので、いつも以上に集中していた」と勝負どころできっちりと仕事を果たしてみせた。

 試合は勝ち点1を分け合う結果となり、ロドリゲス監督は「2ポイントを失ったという印象です。この直接対決をものにすることができれば、勝ち点差を埋めれるチャンスだったので……。一歩後退、そんな印象もある」と悔しさを露にしたが、暫定ながらJ1参入プレーオフ圏内の6位に順位を上げている。

 長丁場のJ2もついに残り8試合。来月には5位横浜FC、4位東京ヴェルディとの連戦を控えており、最終節には2位松本山雅FCと激突する。今の徳島には強力2トップという明確な武器があり、戦術の幅も広い。最後の最後まで昇格レースをかき回す存在となりそうだ。

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