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【磐田vs横浜FMプレビュー】磐田は“古巣戦”となる中村俊輔に注目…守備に不安抱える横浜FMはセットプレーに警戒

2018.09.21

磐田の中村俊輔は、古巣である横浜FMと対戦する [写真]=Getty Images

ジュビロ磐田 大久保のパートナーを巡り川又と小川が熾烈な争い

【プラス材料】
 今季初めての“古巣戦”となる中村俊輔に期待が高まる。5月の横浜FM戦はけがで欠場した。好機の少なかった前節のC大阪戦はCKで得点への糸口を探った。

 8月に加入した元トルコ代表DFエレンが初めてベンチ入りしそうだ。15日の練習試合では精度の高い左クロスを連発した。公式戦から遠ざかっていることもあり、先発は次節以降に見送られそうだが、途中出場の可能性は十分ある。

 けが人が続々と戻ってきたこともあり、先発は流動的。名波浩監督は調子のいい選手を積極的に起用する方針だが、前節のC大阪戦で磐田移籍2年目で初めて途中出場となった川又堅碁が先発復帰をアピールしている。大久保嘉人を軸に、小川航基と2トップの一角を争う競争が、得点力不足の解消につながるか。

【マイナス材料】
 シュート数で上回った1日の名古屋戦で1-6と大敗したこともあり、守備的に戦った前節のC大阪戦だが、一方的に攻め込まれた。ペナルティーエリア内で体を張る場面も多く、大久保はシュート0本に終わっている。16位との勝ち点差は4まで縮まり、重圧がかかってきたなか、14位の横浜FMを相手にホームでどんな戦い方を選択するか。

 残留争いに巻き込まれた場合、主力の欠場は大きな影響を与える。警告3枚の大井健太郎、高橋祥平、山田大記は不用意なファウルを避けたい。

 26日に天皇杯4回戦を控える。名波体制5年目で初タイトル獲得を目指したい大会だが、横浜FM戦の結果次第では、主力を完全に温存させる選択を強いられることになりそうだ。

文:totoONE編集部

横浜F・マリノス 出場停止明けの松原が攻守に重要な役割を果たす

【プラス材料】
 不動の右サイドバック松原健が累積による出場停止から復帰する。リーグ前節の浦和戦で代役を務めたイッペイ・シノヅカはディフェンスが本職ではなく、周囲とのコンビネーションの面でスムーズとは言えなかった。その点において松原は前方の仲川輝人と阿吽の呼吸でプレーできる選手。攻守において目立たないが、重要な役割を果たすだろう。

 中盤に目を移すと、激しいポジション争いによって各選手の危機感が高まっている。日本代表に招集された天野純も決して安泰ではないが、競争力が高まることでチーム力向上につながる。最終ラインを守るドゥシャンとチアゴ・マルチンスの連係も試合を追うごとに高まっており、実戦をこなすことでさらなる成長が見込める。

【マイナス材料】
 前節の浦和戦はチャンスを決め切れずに先制を許し、同点に追いついてからも安易な失点で黒星を喫した。全体をとおして見ると内容は悪くなかっただけに修正するのは難しいが、ここから先は1点の重みがさらに増していく。リーグワースト2位タイの失点数はおおいに気になるところで、ここへきて急に堅守を取り戻せるとも思えない。守備面で改善の余地を残すものの、試合の主導権を握るためには攻撃の活性化が欠かせない。

 また、今季はセットプレーから失点を喫するケースが多く、磐田には中村俊輔という優れたキッカーがいる。自陣ゴール前では責任を持って守備をしなければならない。14位タイとはいえ16位のチームと同じ勝ち点で並んでいる状況と向き合う必要があるだろう。

文:totoONE編集部

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