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【鳥栖vsG大阪プレビュー】トーレス&金崎コンビの爆発に期待がかかる鳥栖…G大阪は新加入・渡邉の決定力がカギ

2018.08.24

J屈指のパンチ力を誇るフェルナンド・トーレス&金崎夢生のコンビ。鳥栖浮上には彼らの爆発が必要だ [写真]=Getty Images

サガン鳥栖 島屋の加入でトーレス&金崎コンビが輝く可能性も

【プラス材料】
 J1中断明けに鳥栖に加入したフェルナンド・トーレスと金崎夢生。自他ともに認める強力な2トップだが、いまだにリーグ戦でのゴールがない。とはいえ、この2人の動きの質や量に問題はないので、あとは彼らに良質なパスを出せる選手が求められていた。

 そのため、移籍ウィンドウが閉まる直前に島屋八徳を加えることができたのはチームにとって非常に大きい。天皇杯3回戦で徳島と対戦した際のイメージが加入の決め手となっただけに、彼に現状打破の期待がかかる。

 輝かしい実績を持った選手というわけではないが、シンデレラボーイとなる可能性を秘めている。

【マイナス材料】
 トーレスと金崎が前線でコンビを組んで6試合を消化したが、ゴールという結果が出ていないことで重い雰囲気が垂れ込めている。この間のチーム戦績は2勝2分2敗と五分なだけに、彼らにゴールが生まれれば間違いなく勢いがつくのだが……。

 今節の相手は、降格争いを繰り広げるG大阪なだけに、文字通り負けられない一戦となるが、落としてしまうと一気に降格の可能性が現実味を帯びてくる。トーレスは直近の天皇杯でネットを揺らしたため、金崎により大きなプッシャーがかかってくる。

文:totoONE編集部

ガンバ大阪 約1週間の準備期間を得られた点は好材料

【プラス材料】
 天皇杯は2回戦で敗退が決まっていたため、水曜日に公式戦を戦うことはなかった。リーグ前節から約1週間の準備期間を経て鳥栖戦を迎えるのはプラス材料だ。

 第21節・FC東京戦での「宮本ガンバ」初勝利後、ここ2試合勝てない流れが続いていたG大阪にとって、この1週間は気持ち的な切り替えはもちろん、戦術の徹底を図る上で有意義な時間になった様子。心身ともにパワーを蓄えて鳥栖戦に臨めそうだ。

 その追い風となるのが、G大阪でのデビュー戦となった前節・仙台戦で挨拶がわりのゴールをたたき込んだ渡邉千真だ。得点力不足に苦しむチームにとって、彼が証明した「エリア内での決定力の高さ」は大きな力となるはず。調子を上げているアデミウソンをはじめ、周りの選手との連携が深まれば、ゴール数に直結していくことは間違いなしだ。

【マイナス材料】
 ここ2試合、先手を取る展開に持ち込めているにも関わらず、白星を逃す原因になっているのが「試合の締め方」だ。前々節の札幌戦では5バックに変更したなかで受け身になりすぎたことが、再三にわたって放り込まれていたクロスボールに屈することにつながり、仙台戦では同点に追いつかれたあとの2失点目を早々に奪われたことで、優位に進めていた戦いが一気に劣勢に変わってしまった。

 そのなかで宮本監督が早急に求めるのが、「試合に勝つことで得られる自信の回復」だ。リードを奪ってもチームはどこか不安げで、それが試合の終盤に近付くほどプレーのみならず心理的に守勢にまわるという悪循環を生んでいる。そこをいかに払拭できるかが、浮上の鍵になりそうだ。

文:totoONE編集部

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