広島戦で強烈なミドルシュートを決めたイニエスタ(中央) [写真]=Getty Images
15日に行われた明治安田生命J1リーグ第22節のサンフレッチェ広島戦で、ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが鮮やかなミドルシュートを決めた。11日の第21節ジュビロ磐田戦に続くスーパーゴールに、各国メディアも注目している。
イニエスタは広島戦の17分、ペナルティーエリア左手前でボールを持つと、対面する相手をフェイントで外して中央へドリブル。駆け引きでマークを剥がし、シュートコースを見出すと右足を一閃。ゴール左隅へ突き刺さる、強烈なミドルシュートだった。
スペイン紙『エル・ムンド』は「イニエスタの日本での2得点目は、2009年のスタンフォード・ブリッジを思い出させる」と見出しを掲げた。2008-09シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグでチェルシーと対戦したバルセロナは、敵地で0-1とビハインド。しかし後半アディショナルタイム、イニエスタがペナルティーエリア右手前から強烈なミドルシュートをゴール右隅に突き刺し、劇的な同点弾でチームを決勝へと導いたのだった。
当時の得点と広島戦の一撃はシュートコースが異なるとはいえ、どちらも鮮烈なものだったことは間違いない。スペイン紙『La Vanguardia』も「センセーションをもたらした」と報じ、アルゼンチン紙『クラリン』は「素晴らしいゴール。色あせていない(損なわれていない)魔法だ」と絶賛している。
各国メディアも注目するイニエスタの活躍。次節、19日の湘南ベルマーレで3試合連続得点は実現するだろうか。