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【磐田vs仙台プレビュー】磐田は今夏加入の大久保と川又の2トップに期待感…仙台は2試合連続先発の中野が好調を維持

2018.08.03

今夏に川崎から磐田に移籍した大久保嘉人。名波浩監督からは動きの自由を与えられている [写真]=J.LEAGUE

ジュビロ磐田 前節のG大阪戦で、今夏加入の大久保嘉人が初先発

【プラス材料】
 リーグ前節・G大阪戦の後半ロスタイム、チームにとって3試合ぶりの得点が生まれた。左クロスから川又堅碁がつなぎ、大井健太郎が頭で今季初得点。J1中断明けから4試合勝てていないが、4分けと負けていない点をポジティブにとらえる選手が多い。4試合連続の引き分けは全て“負け試合”。何とかドローに持ち込めている部分は評価できる。

 元日本代表の大久保嘉人が前節、移籍後初先発を果たした。名波浩監督から自由を与えられ、中盤まで下がったり前線に残ったりと“大久保らしさ”が出た。2トップを組んだ川又との連係もまずまずで、ともにシュート3本ずつを放った。

 山本康裕がアンカーを務め、3バックの右に位置していた高橋祥平が左にまわった。左アウトサイドは、アンカーだった宮崎智彦が本職を担うことになり、全体のバランスが良くなっている。

【マイナス材料】
 ここまで16試合に先発した新里亮が前節のG大阪戦で負傷退場した。名波監督はけがが長引くことを示唆するなど、主力にまたも長期離脱者が出るかもしれない。新里の交代後、桜内渚を一列下げ、右サイドに小川大貴を投入した布陣が今節も有力だが、ここまで19試合・19失点の堅守がチームを支えてきただけに不安は残る。

 G大阪戦はFKから先制されたが、逆にセットプレーからチャンスを作れていない。ゲームコントロールを含め、右足首を手術して離脱している中村俊輔の不在は大きく影響している。前々節の鳥栖戦に田口泰士、G大阪戦に大井が警告を受け、警告累積は3枚となった。現状では欠かせないセンターラインの2人だけに、揃って出場停止となることは避けたい。

文:totoONE編集部

ベガルタ仙台 前節は名古屋に敗戦も、多彩な攻撃パターンを示せたのは好材料

【プラス材料】
 リーグ前節の名古屋戦は、1-2で手痛い敗戦となった。しかし、試合全体を通してみれば攻勢に出る時間が多かった。攻撃のパターンを多く示すことができたのは好材料で、今節の磐田戦でも速攻と遅攻を使い分けてチャンスを多く作ることが予想される。

 名古屋戦でゴールを決めた中野嘉大の好調さもプラス材料としたいところ。ここ2試合の連戦で先発が続いているため、間隔が短い今節はベンチスタートの可能性も高いが、どのタイミングで出てもドリブルやスルーパスなどの持ち味を出してくれるだろう。

 会場のヤマハスタジアムは昨シーズンの第2節で勝利した場所。また、2008年にはJ1・J2入れ替え戦で戦った因縁深い場所でもあり、当時を知る富田晋伍や関口訓充、梁勇基がモチベーション高く戦えそうなこともプラスに作用する。

【マイナス材料】
 主力の野津田岳人が長期離脱していることも痛いが、前節の名古屋戦では試合開始早々に矢島慎也も負傷でピッチを退いてしまった。フィットしかけてきた新戦力がここで抜けるのは大きなマイナス材料である。

 また、名古屋戦は試合間隔が短いなかで先発メンバーを固定したが、疲労の色は隠せずに前半のうちに2点を失った。その反省を受け、また中3日で迎える今節は、先発メンバーが変わることが予想される。大きく入れ替えたメンバーが果たしてすぐに組織を機能させられるかは、未知数だ。

 磐田との対戦は、昨シーズンのリーグ戦2試合では1勝1分と悪くないのだが、今季は第9節で0-3と大敗を喫した。苦手意識を持ってしまうようになると、不安材料が増えることになる。

文:totoONE編集部

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