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【鳥栖vs仙台プレビュー】夏場に積極補強を行った鳥栖と仙台…鳥栖のトーレスに出場機会は訪れるか

2018.07.20

鳥栖に加入したフェルナンド・トーレス。正真正銘のスーパースターだ [写真]=J.LEAGUE

サガン鳥栖 リーグ中断期間中に豊田とトーレスを獲得し、前線がパワーアップ

【プラス材料】
 リーグ中断期間に、大きなニュースが飛び込んできた。蔚山現代から豊田陽平をレンタルバックし、元スペイン代表のフェルナンド・トーレスが加入したのだ。17位と低迷するチームの起爆剤として、大きな期待が寄せられている。

 選手登録が済めば、両選手ともに今節から出場可能となるので、攻撃力のアップが見込める。マッシモ・フィッカデンティ監督は「どんな形になるか分からないが、彼(トーレス)ほどの選手を使わない手はない」と起用を示唆。リーグ前節の湘南戦を見る限りでは、戦術的に大きな変化はないだけに、個の力に期待がかかる。

【マイナス材料】
 前述したように、湘南戦の戦い方を見る限りでは、これまでの戦術に大きな変化は見られなかった。新加入の豊田とトーレスを生かす方法が定まっていない点は、マイナス材料と言わざるを得ない。特に、トーレスは全体練習に合流して間がないだけに、連携面の不安が残る。

 豊田にもトーレスにも良質なパスを届けられる選手が必要だが、その役目を誰に任せるのか、チームとして意思統一ができていない可能性が高い。順当に考えると小野裕二が妥当だろうが、ぶっつけ本番の感は否めない。

文:totoONE編集部

ベガルタ仙台 2-8と大敗した前節の横浜FM戦の悪夢を払拭できるか

【プラス材料】
 リーグ前節の横浜FM戦で喫した大敗からの立て直しが求められる一戦だ。そのうえで、まずは横浜FM戦を欠場した主力選手の復帰がプラス材料となる。負傷者の動向はまだ不透明だが、出場停止だった板倉滉の復帰により守備力の上積みが期待できる。

 また、選手登録が済めば、新戦力の矢島慎也とハーフナー・マイクの出場が可能になる。矢島の高いパス技術、ハーフナーの圧倒的な高さといった、これまでの仙台に不足していた攻撃面の武器を加え、敵地でのゴールに向けて勢いがつけられる。

 昨シーズンの鳥栖との対戦は、1勝1分で勝ち越し。互いに指揮官は当時と同じで、志向するスタイルに大きな変更はない。相性の良さも味方につけたい。

【マイナス材料】
 まずは、横浜FM戦の大敗が心理的に大きなマイナス材料となる。クラブワーストの8失点を喫した惨敗からメンタル面を立て直すのは、容易ではない。中3日でのアウェイ戦ということで、選手の疲労を考慮する必要がある。また、横浜FM戦で結果を出せなかった選手の入れ替え、新戦力の起用なども考えられるため、先発メンバーが読みにくい。このあたりも、連係面においては不安がある。

 負傷者が復帰できるかどうかということも、この一戦に向けて気になるところだ。中断前のレギュラーだった野津田岳人はキャンプ中に、関口訓充はキャンプから仙台に戻っての練習中にそれぞれ軽傷を負って、横浜FM戦を欠場。どちらも負傷前は攻守両面でチームに欠かせない戦力であっただけに早期復帰が望まれるが、この鳥栖戦で戻れるかどうかは不透明だ。

文:totoONE編集部

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