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【鳥栖vsFC東京プレビュー】鳥栖はFW陣の戦列復帰で状態上向き…FC東京は元指揮官が率いる鳥栖に未勝利

2018.05.18

鳥栖のMF福田晃斗は、今節の出場が微妙視されている [写真]=J.LEAGUE

サガン鳥栖 攻守のカギを握るのは福田の完全復活

【プラス材料】
 リーグ戦の連敗を7で止め、その後は1勝1分と復活の兆しを見せてきた。その大きな要因の一つにFW陣の復帰が挙げられる。FWビクトル・イバルボ、FW趙東建、FW池田圭とメンツは揃った。完全復調とまではいかないものの、泥沼の状態は抜け出したと言っていいだろう。

 守備陣が奮起しているだけにあとはゴールという結果を見せるだけである。前述の3人に加え、FW田川亨介の中で好調な選手でやりくりするしかない。2列目のMF原川力、FW小野裕二が好調なだけに、途中交代を含めて攻撃モードを取ることができる。今節からの巻き返しを攻撃陣が担っているといってもよい。


【マイナス材料】
 リーグ第12節・札幌戦で途中交代したMF福田晃斗の復帰が読めない。それまで、攻守のバランスを取り続け、機を見た攻撃参加で相手に脅威を与えた選手だけに、好調なFC東京相手に完全復活が求められる。チームの連敗も止まり、攻撃陣も戻ってきているだけに、福田が戻るとベストメンバーが組めるかもしれない。それだけに、彼の姿がピッチにあるのかどうかはポイントになるだろう。

 前節の浦和戦では、一方的に攻められたものの無失点で終えることができただけに、攻守のバランサーが欠けるとチームにとってはマイナス要因と言える。福田の復調が大きなカギを握っている。

文:totoONE編集部

FC東京 「ひとつの引き分けも許されない」緊張感漂う

【プラス材料】
 リーグ前節・札幌戦は雨の中、ともに激しくタフに戦い、上位同士の対戦らしい質の高いゲームを見せた。スコアレスに終わったものの、緊迫感のある攻防は、長谷川健太監督自身も「楽しさがあった」と振り返る。特に体調不良明けのMF髙萩洋次郎が、以前と変わらずに好プレーを連発。守備面では、3試合連続で無失点に抑えられていることも明るい材料だ。

 W杯に向けた韓国代表トレーニングキャンプメンバーにDFチャン・ヒョンスが選出。日本代表選出にも期待がかかるDF森重真人や、GK林彰洋も高いパフォーマンスを発揮し、守備陣は盤石だといえるだろう。

 また、広島が首位を独走する現在、「ひとつの引き分けも許されない」という雰囲気がチームにあふれ、勝ち点3を渇望する良い緊張感につながっている。

【マイナス材料】
 直近の3試合では、流れの中からの得点を挙げられていない。攻撃陣をけん引するFWのD・オリヴェイラ、FW永井謙佑にゴールがないことは、少なからず不安材料でもある。

 また、前節はFW前田遼一がインフルエンザで欠場したこともあり、交代はMF田邉草民、FW富樫敬真の2選手の投入にとどまった。長谷川監督は「劇的に流れを変えられる選手、ラッキーボーイ的な存在の出現が必要」と若手の台頭にも期待を寄せたが、その後のルヴァン杯でインパクトを残せた選手は少なかった。

 何より次節は、かつてFC東京を率いたマッシモ・フィッカデンティ監督との対戦。彼が鳥栖に就任した後、FC東京は一度も勝利がない。アウェイ・ベアスタでは終了間際に大逆転を喫するなど2連敗中。その相性の悪さを克服できるかもカギになるだろう。

文:totoONE編集部


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