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【長崎vs広島プレビュー】リーグ4連勝の長崎はチーム全体に勢い…前節初黒星の広島はパトリックが先発回避か

2018.04.27

長崎攻撃陣の軸であるFWファンマは、前節の磐田戦でリーグ初得点を挙げた [写真]=J.LEAGUE

V・ファーレン長崎 ファンマのリーグ初得点も好材料

【プラス材料】
 前節はアウェイで磐田を破りリーグ4連勝を達成。試合終了間際のPKによる失点で、4試合連続無失点の達成こそ阻まれてしまったものの、DF髙杉亮太、GK徳重健太を中心とした守備が安定感を増してきていることが確認できた。長く無得点だったFWファンマがルヴァン杯に続いてリーグ初得点を決め、いよいよエンジンがかかってきたことも好材料だろう。

 今節の相手である広島は、速さのあるアタッカーを苦手としており、スピードに優れるFW澤田崇やFW鈴木武蔵の存在は長崎にとって有利なポイント。高木琢也監督の選手起用や采配も当たっていることで、チーム全体に勢いが感じられる点も強みとなっている。


【マイナス材料】
 勝利していることでメンタル的な消耗は少ないが、やはり中2日での連戦が続いていることで疲労は確実に蓄積している。特にチームの躍進を支えるMF黒木聖仁とMF中原彰吾の疲労は気がかりだ。守備を支えるDF徳永悠平と高杉らベテランも90分出場が続いており、いつ限界がきても不思議ではない。4名とも代わりが利かない選手たちなだけに彼らのコンディションがチーム状態に大きく影響を与えるだろう。

 また、連戦の中で前節に敗れた広島がどんな選手起用をしてくるかを読むのは難しく、緻密なスカウティングから対策を打ち出して戦うことに馴れたチームが、相手の戦い方が読めない中で戦うことへの不安も残る。

文:totoONE編集部

サンフレッチェ広島 リーグ初黒星にはコンディション面も影響か

【プラス材料】
 ついに開幕からのリーグ戦連続不敗記録は止まってしまったが、失点はいずれもミスからであり修正は可能。後半は多くの時間帯で主導権を握り、FC東京を自陣に釘付けにした。

 得点シーンもMF川辺駿のスルーパスやパトリックのパワフルなシュート、ボランチの位置から飛びこんだMF稲垣祥の運動量など、コレクティブな攻撃が実を結んだ形であり、城福浩監督が目指す攻撃の形が時間を追うごとに見え始めていた。攻撃に入ったときの4-2-3-1の形が有効に作用し、トップ下の川辺が生き生きと躍動していたことも事実。コンディションが難しくなり、選手の入れ替えが必要になるなかで、フォーメーションを2種類使える優位性を改めて示した。

 また、ここまで結果を出せていなかったMFフェリペ・シウバがリーグ戦初出場を記録したことも前向きである。

【マイナス材料】
 FC東京戦でリーグ戦今季初敗戦を喫した。また、今季初となる3失点も気になるところ。GK林卓人が「球際で相手に上回られていた。気持ちの問題が大きい」と語っていたが、その言葉が全てだろう。広島のサッカーであるインテンシティの高さが立ち上がりから見られなかったことは、もしかしたらコンディションの問題も影響しているのかもしれない。

 長崎戦はアウェイ連戦の2戦目であり、中2日ということもあってコンディションはさらに厳しくなる。エースのFWパトリックはFC東京戦でも奮戦していたが、さすがに先発は難しいか。他にも疲労が見える選手もいることも確かで、メンバー構成は非常に難しくなってくる。

文:紫熊倶楽部 中野和也

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