2018.04.20

【横浜FMvs湘南プレビュー】「相手を圧倒するサッカー」が浸透しつつある横浜FM…得点力不足の湘南は先制点がカギ

アンジェ・ポステコグルー監督の就任以降、横浜FMのサッカーは変わりつつある [写真]=J.LEAGUE
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■横浜F・マリノス ポゼッション、走行距離、スプリント回数でリーグ1位

【プラス材料】
 ここまでリーグ戦8試合を終えて1試合平均のポゼッション率が60%を超えているのは横浜FMのみ。圧倒的なボール保持率を誇り、どの試合でもマイボールの時間を長く過ごせている。さらにトラッキングデータの走行距離でも1試合平均120kmを上回り、スプリント回数も平均200回を記録。その両方ともリーグ平均を大きく上回り、ポゼッション率と合わせてすべての項目でリーグ1位となっている。

 アンジェ・ポステコグルー監督が目指す「主導権を握って相手を圧倒するサッカー」は少しずつ完成に近づいているだけに、あとはフィニッシュ精度を高めることができれば鬼に金棒だろう。18日のルヴァン杯・FC東京戦で公式戦連敗をストップし、心機一転で湘南戦に臨む。

【マイナス材料】
 ここまで8試合を消化し、7ゴールと得点力不足を解決できていない。加えて言うと複数得点を挙げた試合はゼロで、チームとして2点目を決めることが大きなテーマとなっている。チャンスの数は試合によって異なるが、チャンスがあっても決め切ることができていないのは課題だろう。

 その結果、まだシーズンの4分の1程度が終わっただけとはいえ、順位は降格圏の16位と低迷している。カップ戦を含めた連戦でコンディションの負担が大きいだけに、勝てない試合が続くとメンタルにも影響を及ぼす。

 リーグ戦で2連敗中なのも気がかりで、新たなスタイルにチャレンジしているチームは結果が出ないと状態を悪くする傾向にある。内容以上に浮上のきっかけとなる勝ち点3が必要だ。

文:totoONE編集部

■湘南ベルマーレ メンバーを入れ替えたカップ戦も“湘南らしいサッカー”を維持

【プラス材料】
 勝利という最良の結果は得られていない。だが、0-1で敗れたリーグ第7節・札幌戦の反省は以降しかと活かされている。

 首位の広島をホームに迎えた前節は、積極的にボールを動かし、前半から主導権を握った。得点には至らず、後半セットプレーに沈んだが、内容に見出した手応えは小さくない。

 18日に行われたルヴァン杯・鳥栖戦も然りだ。FW山口和樹やMF金子大毅が公式戦初出場を記すなどリーグ戦からメンバーを入れ替えたなかで、攻守に速い湘南らしいサッカーを展開した。結果スコアレスドローとし、アウェイで貴重な勝ち点1を持ち帰ったのだった。

 湘南の掲げる「ノンストップフットボール」は着実に体現されている。なにより、誰が出ても変わらずに自分たちのサッカーを表現できる一体感がある。

【マイナス材料】
 湘南らしいハイスピードのサッカーを攻守に体現し、チャンスも構築しているなかで、気になるのは決定力だ。リーグ戦では無得点ゲームがこれまでに4試合あり、総得点6は、5得点の磐田に次いでリーグで2番目に少ない。いずれも2-1で勝利した第1節・長崎戦や第6節・鹿島戦のように、先制した試合が白星につながっているリーグ戦のここまでの歩みを思えば、先制ゴールは勝負を優位に進めるうえで一つのポイントとなろう。一方、失点は多くはないが、前後半の立ち上がりやゲーム終盤に多い傾向が見られるため、注意したい。

 横浜FMとの通算対戦成績は、7勝2分19敗と、湘南が大きく負け越している。2年前は1勝1敗と互いに譲らなかったが、今節は果たしてどうか。

文:隈元大吾

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