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【C大阪vs鳥栖プレビュー】ACLで主力温存のC大阪はコンデション良好…鳥栖のリーグ戦平均得点は1.60と高め

2018.04.06

現在6位と好位置につける鳥栖を牽引する、FWビクトル・イバルボとFW田川亨介 [写真]=J.LEAGUE

セレッソ大阪 公式戦2連勝と流れは良い

【プラス材料】
 リーグ前節の湘南戦(2-1)、ACL済州ユナイテッド戦(2-1)と連勝中。今季は勝ちきれない試合が多々あったなかで、その嫌な雰囲気を払拭できたことは好材料と見るべきだろう。

 済州ユナイテッド戦ではターンオーバーを敷き、主力の半数以上を温存。今節に向けてコンディションをしっかり整えることができる。序盤戦は慣れないACLとリーグ戦の両輪に苦しんだ面があるため、選手の起用方法は結果を出す上で重要な要素となる。


 DF片山瑛一、MF田中亜土夢、MF西本雅崇ら控えに甘んじていたメンバーが済州ユナイテッド戦で活躍した点も大きい。連戦を乗りきる上で選手層の底上げは必須事項なので、彼らサブ組の奮起は今節にもプラスの影響を与える。

【マイナス材料】
 収穫の多かった済州ユナイテッド戦にあって、不安材料となり得る点がひとつ。それは、2点のリードを得たまま試合を閉めようとしていた後半アディショナルタイムに不要な失点を喫したことだ。公式戦は8試合連続失点中。今節の相手である鳥栖は今季リーグ戦の1試合平均得点が1.60と高く、前節の名古屋戦で見せた畳み掛けるような攻撃を繰り出されると、今の守備内容では苦しい結果に追い込まれかねない。

 また、DF田中裕介が負傷離脱したことも痛い。守備のユーティリティープレイヤーである田中裕の離脱は、尹晶煥監督の起用法の選択肢を狭めることになりそうだ。

文:totoONE編集部

サガン鳥栖 リーグ前節の名古屋戦を逆転で制し、チームには勢いがある

【プラス材料】
 リーグ前節の名古屋戦で、終了間際に劇的な逆転勝ちを収めて6位に浮上した。これまでは先制しても追いつかれる展開が続いていただけに、勢いをもたらす結果となった。その主役は、FWビクトル・イバルボとFW田川亨介。W杯経験者と下部組織出身という目下“売り出し中”の2人だったことで、チームには良い雰囲気が流れている。

 今節の相手は、J1昇格時の監督だった尹晶煥が率いるC大阪だけに、「攻撃が最大の武器」という姿勢を貫きたいところ。マッシモ・フィッカデンティ監督の目指すサッカーとは少し違う気もするが、名古屋戦の勢いをそのままに敵地でも果敢に攻めたい。

【マイナス材料】
 6位に浮上し勢いがあるのは事実だが、公式戦全試合で失点を喫しているのは問題点だ。フィッカデンティ監督は「まずは守備から」といつも言っているが、好調な攻撃の陰に隠れている部分でもある。完全に崩されての失点というよりも、連携ミスを突かれての失点が目立つだけに、もう一度原点に立ち返りたいところ。

 ルヴァン杯に続き今節もアウェイ戦ということで、選手の体調管理も難しくなってくる。まだ大規模な連戦の序盤ではあるが、チームの総合力が試される正念場を迎えている。

文:totoONE編集部

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