2018.04.03

【ライターコラムfrom神戸】ノエスタに続き練習場もハイブリッド芝に…ポゼッションの質は上がるのか

ノエビアスタジアム神戸
神戸は本拠地ノエビアスタジアムに続いて、練習場にもハイブリット芝を導入した [写真]=J.LEAGUE
某情報誌のスポーツ担当など経てフリーに。Jリーグ(ほぼ神戸)やBリーグ(ほぼ滋賀レイクスターズ)をはじめ、陸上競技やバレーボールなどあらゆるスポーツを取材・執筆・撮影中。趣味は釣りとサッカー。

「実家の横の公園の方がまし」。昨年、ノエビアスタジアム神戸の荒れたピッチに対し、あるアウェイチームの選手が怒りをあらわにした。節を追う毎に、まるでパッチワークのようにツギハギは増えた。ヴィッセル神戸のネルシーニョ前監督が「これではクリエイティブなサッカーはできない」と何度もこぼしたように、スタジアムのピッチ問題は長年の悩みだった。

 一見、表面は刈りそろえられ、整っているように見えた。だが、思わぬところでイレギュラーする。隣の公園なら凹凸が見える分、予測はできるが、見た目が綺麗な分、逆に予測が難しかった。時に、このイレギュラーが勝敗を左右することもあった。

 対策として導入されたのが、人工と天然をミックスしたハイブリッド芝。欧州などではすでにポピュラーだが、Jリーグでは初。過去の所属クラブでハイブリッド芝を経験しているルーカス・ポドルスキは、3月のホーム開幕戦前に「個人的には天然が好きだが、ハイブリッドにして耐久性が上がるならその方がいい」と話していた。

 天然とハイブリッドの違いは何か。小川慶治朗は「(ピッチが)濡れていると、ハイブリッドの方がよく滑るのかな……」という感想。スパイクも天然の時と同じものを履いているらしく、なんら遜色なくプレーできているという。

 ただ、小川が言うように、ボールの走り方には慣れが必要なようだ。3月のホーム開幕戦(清水エスパルス戦)では、予想以上にボールが走ったのか、神戸の選手が目測を誤ってミスする場面があった。吉田孝行監督は後日、「ホームチームだから事前に練習していたんですけど……」と苦笑いを浮かべていた。

ノエビアスタジアム神戸

ハイブリット芝が導入されているノエビアスタジアム神戸 [写真]=J.LEAGUE

 それから約3週間後の3月中旬、練習場にもハイブリッド芝のピッチが完成し、天然芝とハイブリッドの2つで練習を重ねていくことになった。この環境整備のメリットの一つが、チームビルディングの加速だ。

 今季からポゼッションサッカーにシフトした神戸にとって、イレギュラーしないピッチはある意味で最低条件。さらに、ハイブリッド芝特有のボールの走り方などに慣れれば慣れるほど、ホームアドバンテージも大きくなる可能性はある。つまり、サッカーの質の向上が期待できるわけだ。

 田中順也は練習場にハイブリッド芝ができたことで、「崩しのクオリティは上がると思う」と話す。練習場にハイブリッド芝のピッチができてから迎える初のホームゲームは4月11日の浦和レッズ戦。どんなクリエイティブなサッカーが見られるか、楽しみである。

文=白井邦彦

欧州リーグ順位表

リヴァプール
76pt
マンチェスター・C
74pt
トッテナム
61pt
欧州順位をもっと見る
バイエルン
60pt
ドルトムント
60pt
ライプツィヒ
49pt
欧州順位をもっと見る
バルセロナ
66pt
アトレティコ・マドリード
56pt
レアル・マドリード
54pt
欧州順位をもっと見る
ユヴェントス
75pt
ナポリ
60pt
インテル
53pt
欧州順位をもっと見る

Jリーグ順位表

FC東京
10pt
名古屋
9pt
大分
9pt
Jリーグ順位をもっと見る
琉球
12pt
柏レイソル
12pt
甲府
10pt
Jリーグ順位をもっと見る
北九州
6pt
C大23
6pt
藤枝
6pt
Jリーグ順位をもっと見る