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【神戸vsC大阪プレビュー】神戸はカップ戦勝利で復調の兆し…6戦未勝利のC大阪は離脱者の多さも不安材料

2018.03.16

C大阪のFWヤン・ドンヒョンは、ACLで加入後初ゴールを記録。ここからさらに調子を上げていけるか [写真]=J.LEAGUE

ヴィッセル神戸 徐々に目指すポゼッションサッカーが形に

【プラス材料】
 14日のルヴァン杯・鳥栖戦で今季初白星を挙げ、今節に弾みをつけた神戸。主力を温存させながらの勝利は、過密日程を考えると好材料といえる。チーム作りについても、吉田孝行監督が「ルーカス(ポドルスキ)に合わせて、練習でも選手たちからテンポとかリズムとか言う声が自発的に出てきた」と話すように、目指しているポゼッションサッカーの形が見えてきた様子だ。

 その中でピークパフォーマンスを思わせる活躍を続けているのがFW田中順也。左サイドハーフで攻撃の起点となり、ポドルスキを使いながら自らもゴール前へ顔を出すなど好プレーが光る。懸念材料だったセンターバックもMFチョン・ウヨンの起用で好転の兆しが見えてきた。


【マイナス材料】
 Jリーグ前節の仙台戦では、前半立ち上がりの失点という課題は解消されたが、逆に相手にボールを保持された。自分たちのやりたいサッカーができなかったうえ、終盤は1点リードを守ろうと受け身に出たことで逆に同点ゴールを許した。先制点を決めたMF三原雅俊は「ルーカスとボランチ2枚の3人の関係は良くなってきたけど、まだミスもあるので。それをなくさないと失点はする」と話す。

 またルヴァン杯の鳥栖戦は回避したものの、ポドルスキの疲労回復の具合は気になるところ。「ルーカス抜きでも同じようなサッカーができないといけない」(吉田監督)とはいえ、仙台戦のように世界的なスーパースターに疲れが見えると、厳しい戦いが予想される。

文:totoONE編集部

セレッソ大阪 公式戦は6戦勝ちなし、前節途中交代の柿谷は出場微妙か

【プラス材料】
 ACL第4節ブリーラム戦は2度リードを許しながらFWヤン・ドンヒョンとFW杉本健勇のゴールで同点に持ち込み、勝ち点1を奪取。中でも新加入のヤン・ドンヒョンが加入後初ゴールを挙げたことは好材料だ。FW柿谷曜一朗、MF清武弘嗣といったチームの核となる選手がけがを負っている中で、韓国人ストライカーが結果を残し、周囲の選手との信頼関係を構築できれば、攻撃面の連携は向上していくだろう。

 また、2月下旬に加入したスペイン人MFオスマルが10日のJ3秋田戦でJリーグデビュー。チームは昨季J3王者相手に0-1で惜敗したが、192センチ、89キロと魅力的な大型ボランチは攻撃の起点となり、存在感を示した。J1デビューの日もそう遠くはないはずだ。

【マイナス材料】
 2月14日のACL済州ユナイテッド戦を最後に、公式戦は6試合勝利なし。いずれも試合内容は悪くないが、勝ち切るための勢いが足りない印象だ。リーグ前節の柏戦はMFソウザの強烈なミドルシュートで同点に追いつくことができたが、シュート数で12対8と相手を上回りながら逆転には至らなかった。

 14日のブリーラム戦は、柏戦とほぼ同じメンバーで臨んでドロー。疲労の蓄積が危惧される中、ボランチのMF秋山大地が左けい骨の疲労骨折で離脱するなど中盤の駒不足に悩まされており、ターンオーバーも難しい状況になってきている。柏戦は前半のみの出場となった柿谷は、週前半は別メニュー調整でACLも出場を回避。今節に間に合うかどうかは微妙なところである。

文:totoONE編集部

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