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【清水vs仙台プレビュー】リーグトップの7得点と攻撃陣が好調の清水…仙台は2勝1分と無敗をキープ

2018.03.16

J1トップの7得点を叩き出している清水攻撃陣。FWクリスランは高い決定力を示している [写真]=J.LEAGUE

清水エスパルス 攻守のバランスがとれた戦いを継続できている点が強み

【プラス材料】
 J1リーグのアウェイ2連戦で7得点(J1トップ)と攻撃が爆発。まだそれほど厚みがある攻撃とは言えないが、決めるべき選手が点を取っており、新助っ人FWクリスランをはじめとして高い決定力を見せている。

 また、新たな守備のリーダーであるDFファン・ソッコを中心に粘り強い守りができており、攻守のバランスも良好だ。前節で苦手としている札幌に3-1で完勝できたことも大きい。サッカーのスタイル的にも相性の悪い相手で、序盤は札幌の左右への大きな揺さぶりに苦しめられたが、その対応を徐々に修正し、後半はほぼ自分たちのペースに持ち込むことができた。それは同じ3バックを採用する仙台と戦う上でも、大きな自信につながるはずだ。そうしたプラス面が重なり、チーム全体のムードや一体感が高まっているため、今節も良いイメージで試合に入ることができるだろう。


【マイナス材料】
 2勝1分無敗と好調なこともあって大きなマイナス要素は見られないが、ひとつ心配なのは、昨年8月以来リーグ戦ではホームで勝てていないことだ。昨季もホーム初勝利を挙げるのに時間がかかったが(6月の第16節)、リーグ戦では近年ホームでの成績が良くないことが重圧となり、選手の硬さや焦りにつながってしまう可能性もある。

 14日のルヴァン杯グループステージ第2節甲府戦では、今季の公式戦初黒星を喫し、試合内容にもヤン・ヨンソン監督は不満を示した。今節はルヴァン杯からスタメンがほぼ入れ替わるだろうが、悪いイメージを引きずったままホームゲームに入ってしまうと危険だ。

 また、前々節神戸戦で2アシストを記録するなど非常に好調だったMF石毛秀樹が、前節札幌戦から負傷離脱中。代わりに出場したFWのM・デュークも良い働きをしているが、交代カードの面でパワーダウンすることは否めない。

文:totoONE編集部

ベガルタ仙台 リーグ前節は粘りの戦いで神戸とドロー

【プラス材料】
 J1リーグ戦では2勝1分と、3試合負けなし。連勝を3に伸ばすことはできなかったが、昨季に連勝を止められた神戸に対し、猛攻を仕掛けてビハインドを追いつくことに成功した。昨季とは違う勢いが継続していることが、大きなプラス材料だ。

 特に、攻撃陣は試合を重ねるごとに調子を上げている。前節はFW石原直樹がJ1リーグ戦2試合連続ゴールを記録し、ルーキーのFWジャーメイン良もアシストを記録した。自信を増して、今節は複数得点も期待できそうだ。

 また、この攻撃陣にさらに武器が加わる。キャンプ中の負傷で離脱していたMF中野嘉大が、14日のルヴァン杯横浜FM戦で実戦復帰。ドリブルやスルーパスでチームの攻撃の幅を広げられる存在が戻ったことも、チームにとって頼もしい。

【マイナス材料】
 最大の懸念材料は、DF板倉滉の負傷だ。14日のルヴァン杯横浜FM戦でレッドカードを受けた際に、自身も右足首を痛めたとみられる。このルヴァン杯から今節までに準備期間が3日間しかないため、大事をとって欠場する可能性が高い。開幕節の柏戦で決勝点を決めるなど活躍してきた選手の穴を埋めなければならない。

 また、DF蜂須賀孝治やMF梁勇基が負傷から実戦復帰できていないために、なかなかリーグ戦とカップ戦の連戦で選手を休ませることができていない。なかでも、14日のルヴァン杯でフル出場したMF野津田岳人やMF古林将太といったリーグ戦でも主力としてプレーする選手たちの疲労が、不安材料だ。カップ戦とリーグ戦でアウェイゲームが続くため、コンディション調整に気を使う必要がある。

文:totoONE編集部

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