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【柏vsC大阪プレビュー】柏はリーグ戦連勝で上位に進出したい…C大阪はFW柿谷曜一朗の負傷具合が気になるところ

2018.03.09

C大阪FW柿谷曜一朗が、8日の練習でけがを負ったとの情報も。欠場となればチームにとって痛手だ [写真]=J.LEAGUE

柏レイソル リーグ前節とACLで連勝、浮上のきっかけをつかんだか

【プラス材料】
 ホーム開幕戦となったリーグ前節の横浜FM戦を2−0で勝利し、続くACLの傑志戦も1-0の勝利という最低限の結果を手にした。

 横浜FM戦では、MF小泉慶、MF細貝萌、DFパク・ジョンスら、今季初スタメンとなる選手たちが起爆剤となる活躍を見せて悪い流れを断ち切れたことは非常に大きい。横浜FM戦からスタメン7人を入れ替えるターンオーバーを敷いたACLの傑志戦では、今回のC大阪戦に備え、FWクリスティアーノ、FW伊東 純也、MF江坂任をスタメンから外している。


 まだまだ内容的に見れば課題は残るものの、局面では粘り強さがよみがえり、横浜FM戦、傑志戦と2試合連続完封勝利という結果からはチーム状態が上向きにあることを感じさせる。あとは決定力不足に悩む攻撃陣が、額面通りの働きを見せられるかどうかだ。

【マイナス材料】
 横浜FM戦とACL傑志戦の連勝は評価できる。だが内容を見れば、横浜FMは圧倒的にボールを支配され、傑志戦では勝利とともに複数得点を挙げなければならない相手だったにもかかわらず、1-0の辛勝だった。

 ここ最近のACLとリーグ戦ではいずれも、数多くのチャンスを作ってもフィニッシュの精度、ラストパスの精度、クロス精度に欠け、ラスト3分の1のクオリティーに大きな課題を抱えている。波に乗るためには、攻撃陣の爆発は絶対条件だ。

 また、前節の横浜FM戦で負傷したDF鎌田次郎は左外側ハムストリング肉離れにより全治6〜8週と発表があった。ここまでのパフォーマンスも良かっただけに、最終ラインからチームを鼓舞できるベテランDF の離脱は正直大きな痛手である。

文:鈴木潤

セレッソ大阪 若手の突き上げが選手層に厚みをもたらす

【プラス材料】
 6日に行われたACLブリーラムU戦は0-2で落とした。しかし、結果を残せなかったこの試合の中にも明るい話題が。ルーキーのFW山田寛人とFW安藤瑞季がプロデビューを果たしている。彼らの存在は選手層に厚みをもたらし、チームに勢いをつけることだろう。

 また、尹晶煥監督はブリーラムU戦でターンオーバーを採用。主力を温存したのは、今節に向けてコンディション面でプラスとなる。

 リーグ前節の札幌戦は今季新加入のFW高木俊幸が得点を挙げるなど、チームへの適応が順調であることを示した。攻撃に鋭さをプラスできる高木が今節も出場となれば、柏守備陣にとっては脅威となる。

【マイナス材料】
 公式戦4試合勝利がなく、チームには停滞感が漂う。最後に白星を手にしたのは、2月14日のACL済州ユナイテッド戦。そこから3分1敗と勝ちきれない試合が続いている。

 加えて、公式戦3試合連続で失点を喫していることからも分かるように、昨季は安定していた守備に綻びが生じている点も気になる。前節の札幌戦は3失点、ブリーラムU戦は2失点を許した。今節の相手である柏は攻撃陣に強力な「個」を揃えているため、守備の緩みは致命傷となりかねない。

 負傷者の増加も不安の種だ。既に離脱しているMF清武弘嗣に続き、MF福満隆貴も離脱が決定。特に左サイドの選手層に不安を残すことになっている。また、8日の練習でFW柿谷曜一朗もけがを負った。今節の出場可否は検査結果次第となるが、仮に欠場となればリーグ戦2試合で2得点を記録しているエースを失うことになる。チームにとっては大きな痛手だ。

文:totoONE編集部

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