2017.11.17

【川崎vsG大阪プレビュー】負ければ優勝を逃す川崎は充実した戦力で臨む…G大阪は“結果”に飢えている選手に期待

川崎はルヴァン杯決勝で涙を飲んだ。中村憲剛は悲願のリーグ初制覇に向けて「3試合、やり切るしかない」と話す [写真]=J.LEAGUE
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■川崎フロンターレ 阿部浩之や大島僚太の戦線復帰はプラス材料

【プラス材料】
 負ければその瞬間に鹿島の優勝が決まる一戦となる。言い換えれば、逆転優勝の可能性を残している川崎は勝ち続けるしかない状況だ。

 チームはインターバル期間中に練習試合を実施。ルヴァン杯決勝で復帰を果たした阿部浩之や大島僚太も問題なくプレー。出場停止やけがによる離脱者もなく、充実した戦力で臨めると言えるだろう。手駒が増えたことで前線の組み合わせや配置に関してはいくつかのパターンを試しているが、ベースはこの4人になるだろう。流動的な崩しでゴールを奪いたいところだ。

「3試合、やり切るしかない」と中村憲剛。自分たちのためであるのはもちろんだが、リーグの優勝争いを最後まで盛り上げるためにも、勝利が必要な一戦となる。

【マイナス材料】
 指揮官の退任が発表されて以来、好調とは言い難いG大阪が相手だが、代表勢の揃う選手の質の高さ、チームとしての経験値を含めて、決して油断できないと言える。昨季はセカンドステージ最終節で等々力でG大阪に2-3で逆転負けを喫し、年間優勝を逃したという苦い思い出も残っている相手だ。

 懸念材料は、日本代表の欧州遠征帰りとなった車屋紳太郎のコンディションか。出場機会がなかった悔しさをぶつける働きが期待されるが、16日の早朝に帰国したばかりでコンディションは万全ではない。

 主力の複数の選手が累積警告3枚の状態になっているのも気にかかる。シビアな戦いが続くなかでも軽率なファールトラブルは厳禁だ。

 リーグ戦では高い得点力を発揮しているが、ルヴァン杯決勝では無得点に終わり、C大阪に0-2で敗れた。選手たちが取り組んだ崩しの部分での「質の向上」が問われることとなる。

文:いしかわごう

■ガンバ大阪 中断期間はDF野田裕喜やDF平尾壮ら、若い選手が台頭

【プラス材料】
 J1リーグも残り3試合。G大阪にとっては、ACL出場圏の「3位以内」の可能性すら消滅した寂しい終盤戦だが、今のままシーズンを終えてもいいと思っている選手は一人もいない。その気概がリーグ戦で8試合ぶりの勝利をもたらす可能性は決して低くないだろう。

 この中断期間にも新たなけが人が出たこと、16日にフランスから帰国した日本代表3選手の疲労感を考えるとチーム力は万全には程遠いが「戦えるメンバーで結果を目指す」と長谷川健太監督は話す。中断期間に戦った練習試合では長谷川監督も合格点を出したDF野田裕喜やDF平尾壮ら、若い選手の台頭も見られた。仮に途中出場でもフレッシュな選手の存在は間違いなくチームを勢いづけるはずだ。

 先発起用が予想されるFW呉屋大翔やDF米倉恒貴ら、今季出番の少なかった選手も含め、“結果”に飢えている選手たちが現状をチャンスと捉えているのもプラス材料と言える。

【マイナス材料】
 中断期間中には復帰に向けて順調に回復していたDFファビオが再び離脱。別メニューが続いていたFW長沢駿も今週からチームに合流したばかりで、チーム状況は快方に向かうどころか、中断前よりも悪くなってしまった。

 日本代表組に関しても、長谷川監督は「基本的にけがをしてなければ起用します」と明言しているが、海外遠征で特に2試合に先発したMF井手口陽介の疲労は心配だ。

 また、この中断期間中も「いかに点を取るか」の部分で高まってこなかったこと点も不安視される。練習試合で1トップが機能しなかったことから、呉屋と赤崎秀平の2トップ起用が予想されるが、点を取れない時間が長く続けば川崎の圧力に屈する可能性が高まっていく。

文:totoONE編集部

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