C大阪は6月末から負傷離脱していた清武弘嗣が復帰。前節の鳥栖戦ではさっそく決勝点を挙げる働きを見せた [写真]=J.LEAGUE
■セレッソ大阪 杉本健勇と水沼宏太を含めた攻撃陣は充実
【プラス材料】
ルヴァン杯準決勝で宿敵のG大阪から劇的な勝利を飾ってから、その雰囲気を持続している。リーグ前節でも鳥栖に2-1で逆転勝利し、連敗を3で止めた。J1におけるベストアメニティスタジアムでの勝利は初めてで、また1つ“鬼門”の突破を果たした。
今節ホームで行われる甲府戦は、上位戦線に食らいつくためにも乗り越えるべき大きな壁だ。ホームでの甲府戦は5分4敗と一度も勝利したことがない。ただし、G大阪を下して以降のチーム状態の良さを生かせるはずだ。
鳥栖戦で復帰後初先発した清武弘嗣が、価値ある決勝点を決め、試合終盤の88分までプレーできたことは、大きな収穫と言える。柿谷曜一朗の前線起用も含めて、攻撃の迫力が増したのは間違いない。杉本健勇と水沼宏太を含めた攻撃陣の活躍が見込める。
【マイナス材料】
過去の成績を見ると、ホームゲームではJ1で4戦4敗、J2では5戦5引き分けと、いずれも勝ち切れないというデータが残っている。
特に近年の対戦では2011年の0-4や14年の1-3に象徴されるような、カウンターから大量失点を食らうケースもあった。中途半端に攻めがかり、カウンターを受けるというのは、今夏からの課題でもあるだけに、今回のホームゲームもC大阪としては大きな“鬼門”になる。
PKとはいえ鳥栖戦でもゴールを決められたことで、毎試合、失点に歯止めがかからない状況は続く。外国籍選手が揃う甲府のアタッカー陣は強力であり、彼らを乗せてしまうと厳しい試合になるだろう。
文:totoONE編集部
■ヴァンフォーレ甲府 強敵との連戦を乗り切り、残留圏内の15位へ浮上
【プラス材料】
横浜FM、柏、FC東京と続いた難敵との3連戦を2勝1分で乗り切った。リーグ前節のFC東京戦を1-1で引き分けたことにより、残留圏内の15位へと浮上している。試合内容を見ても5バックの堅守を維持しつつ、カウンターから相手のゴールを脅かす攻撃力も見せられるようになった。
特に新里亮、新井涼平、エデル・リマのセンターバック陣と、ドゥドゥ、リンスの2トップは『不動の顔ぶれ』として大きな強みとなっている。加えてアンカーに入る島川俊郎が攻守のバランスを取る役目を果たせるようになっており、直近の10試合中7試合で先発している。
また、今節の対戦相手であるC大阪とのアウェイ戦は4勝5分の無敗とゲンがいい。相手は上位だが、『上位キラー』の甲府にとって気後れはないだろう。
【マイナス材料】
改善されつつあるとはいえ甲府の得点力不足は明らかで、リーグ戦29試合を終えた時点の合計20得点は新潟と並んでJ1最少。また直近の6試合でドゥドゥ、リンスは4得点ずつを挙げているが、これはこの期間にチームが挙げた全ゴールだ。2人の特徴もそろそろ対応されてくる頃で、このコンビへの過剰な依存は残る5試合に向けた不安要素だ。
前節のFC東京戦ではじっくりボールを握り、試合のテンポを落とす相手にカウンターを封じられた。カウンターにつながる前向きのボール奪取を増やすためには、ボールの奪いどころを共有して、連動したプレスをかける必要がある。ボランチやウイングバックはメンバー、配置の入れ替えが続いているが、そういった連携をより深めねばならない。
文:大島和人
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