2017.09.22

【磐田vs大宮プレビュー】磐田はセットプレーからの得点が多い…大宮は天皇杯で若手FW清水慎太郎が躍動

リーグ戦の前回対戦は磐田が2-1で勝利を収めている。開始5分に中村俊輔(左)がFKを直接叩き込んだ [写真]=J.LEAGUE
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■ジュビロ磐田 天皇杯の長野戦では主力メンバーを温存



【プラス材料】
 20日の天皇杯4回戦はJ3長野に1-0で勝ち、11大会ぶりの8強進出を決めた。先発は17日の浦和とのリーグ戦から高橋祥平以外の10人を入れ替え、若手を多く起用。決勝点は、左ひざの負傷から復帰した太田吉彰のクロスを、齊藤和樹が頭で合わせてチームを勝利に導いた。主力を温存できただけでなく、サブ組の好調ぶりも大宮戦への好材料だ。

 リーグ戦直近5試合の7得点中6点が、PK1点を含むセットプレーから生まれた。相手は中村俊輔のキックを警戒し、不用意な反則を心掛けているはず。それでも得点を奪うことができているのは、好位置で効果的な攻撃を仕掛けている証拠でもある。

 3年ぶりに古巣復帰した山田大記がリーグ前節の浦和戦で途中出場。時間こそ短かったが、味方との小気味よいパス交換からミドルを狙うなど存在感を発揮した。

【マイナス材料】
 1-2で敗れた札幌戦に続き、浦和戦も先取点を挙げながらリードを守り切れなかった。ACL4強進出を決めた相手に1-1のドローは悪くない結果だが、2試合連続で追い付かれる展開は後味の悪さを残した。

 浦和戦は最終ラインの背後を突いてくる相手の圧力に押されるような形で失点。本来の前線からボールを奪いにいく積極的なプレスは発揮できなかった。時間帯に応じて守備ブロックを固める戦い方は今までもあっただけに、ゴール前の粘り強さをもう一度取り戻すことも必要か。

 エース川又堅碁の足の状態が心配。浦和戦はけがの影響もあったのか、前線からのプレスや相手守備陣の背後を突く動きなどで運動量が少なく、リーグ戦の連続得点も3試合で止まった。今季は全試合で先発し続けているが、最近は別メニューで調整する日も少なくない。

文:totoONE編集部

■大宮アルディージャ マテウスの思い切った姿勢はプラス材料

【プラス材料】
 20日に開催された筑波大学との天皇杯4回戦で、清水慎太郎が2得点を奪い2-0の勝利に貢献した。リーグ戦では試合終盤での投入が続くなど出場機会に恵まれず、12試合出場1得点と結果を残せていないが、2得点目のオーバーヘッドなど終始積極的なプレーを見せ、最多7本のシュートを放って伊藤彰監督の期待に応えた。

 ここ数年、清水は本職のFWではなくサイドハーフでのプレーが多く、チャンスメイクの仕事が増えていたが、鋭い得点感覚は健在。「この勢いをリーグ戦につなげたい」という強い気持ちも、仲間たちとチームを後押しする。

 筑波大学戦では、途中出場したマテウスも持ち前のスピードに乗ったドリブルで存在感を発揮した。J1残留に向けて勝つしかない状況では、その思い切った姿勢がプラス材料だ。

【マイナス材料】
 結果を残せていないことで必要以上に臆病となり、悪い流れの時に“普通にプレーする”精神的な余裕がなくなっている。リーグ前節のG大阪戦は守備を厚くして逃げ切りを狙ったが、全体的にラインが下がり過ぎ、アディショナルタイムに痛恨の同点ゴールを許し2-2に終わった。

 メンバーが違うとはいえ、天皇杯の筑波大学戦でも後半はゲームをコントロールできず、押し込まれる時間帯が続いた。好調だった昨季に見せていた、相手をいなすようなボール回しからのゴール奪取は影を潜めている。

 相変わらずセットプレーからピンチを招く場面が多い。菊地光将、河本裕之の2人の高さと強さは大きな武器だが、それでもゾーンで守るなかで一瞬の隙を突かれるなど、甘さは否めない。磐田が擁するリーグ屈指のキッカー中村俊輔、ターゲットとなる川又堅碁は脅威だ。 

文:totoONE編集部

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