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【ライターコラムfrom横浜FM】責任を一身に背負う喜田拓也…プロ5年目の“へそ”はダービー敗戦から何を学ぶ?

2017.09.15

横浜FMでプレーする喜田 [写真]=JL/Getty Images for DAZN)

 2位という好位置に付けて迎えた先週末の“神奈川ダービー”。しかし結果は3位の川崎フロンターレに0-3で敗れ、5位に後退した。クラブ記録の15試合負けなしに並ぶことはできず、新記録となる6試合連続無失点も達成できなかった。それについて「記録のためにやっているわけではない」と語気を強める選手がいた。ボランチの喜田拓也である。

 チームが勝利できないだけでなく、自身も70分に途中交代するなど満足のいくパフォーマンスを見せられず。特に、ビルドアップの場面で相手の出足鋭いプレッシャーに苦しめられ、ボール回しの中心になれなかった。喜田だけの問題ではなくチーム全体の課題だが、チームの中核を担っているという自覚があるからこそ「悔しいけど完敗。全体的に相手をリスペクトし過ぎたというのはある。すべてにおいて後手を踏んでいたと思う」と反省の弁ばかりが口をついて出る。

喜田

70分にMF中町公祐と途中交代 [写真]=JL/Getty Images for DAZN


 戦前からポゼッションで優位性を保つことは難しいと予想していたが、それにしても消極的すぎた感は否めない。試合の流れとスコアが力差以上に見えてしまったのは精神面での影響が大きい。「川崎相手というのが頭にあって、受け身になっていたことは認めざるをえない」と喜田は唇を噛んだ。

 チームも、そして喜田自身も、この反省と経験を次に生かさなければならない。残り9試合の中には首位・鹿島アントラーズや3位・柏レイソル、4位・セレッソ大阪と言った上位陣との直接対決が残されている。14試合負けなしで積み上げてきた勝点と自信を、成果として表すためのチャンスが残されている。

 8月23日に誕生日を迎えて23歳になったばかりのプロ5年目だが、1年から2年目はリーグ戦にほとんど出場できず苦労した。だからこそ試合出場する立場としての責任をひしひしと感じているのだろう。仮にベンチに回っても、フォア・ザ・チームの精神を持ち続けている。

「ここで下を向くのはそこらへんにいる誰でもできる。僕らにしかできないことがある。サポーターの反応を見て、前を向かないのは漢ではない」

 今年に入ってひと回り大きく見える背番号5が、横浜F・マリノスの大事な“へそ”を担っている。

文=藤井雅彦

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By 藤井雅彦

横浜F・マリノスを徹底分析するWEBマガジン『ザ・ヨコハマ・エクスプレス』主筆

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