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【磐田vs浦和プレビュー】磐田はエース川又堅碁が3戦連続ゴール中…浦和は柏木陽介の戦線復帰が大きなプラス

2017.09.15

浦和の興梠慎三はここまで16得点を記録。C大阪の杉本健勇と並びリーグ得点ランクのトップに立っている [写真]=J.LEAGUE

ジュビロ磐田 前回対戦で2得点の松浦拓弥が調子を上げている

【プラス材料】
 エース川又堅碁が好調を維持している。札幌戦はPKで先取点を決め、3試合連続ゴール。今季リーグで11点目をマークし、得点ランキング単独4位に浮上した。献身的な守備や最前線のターゲットマンとしてもチームを支えている。

 6月の敵地戦で、浦和には4-2で逆転勝利を挙げた。敵地で2年連続の白星を挙げ、苦手意識はない。


 前回対戦で2得点し、ヒーローになった松浦拓弥が調子を上げている。公式戦こそ出番は少ないが、最近の練習試合では得点を量産中。前回同様、切り札としての働きに期待がかかる。

 3年ぶりに磐田復帰した山田大記の登録も15日に完了予定。ベンチ入りも見込まれ、ドイツで成長した姿を見せる可能性もある。

【マイナス材料】
 リーグ前節は札幌に1-2で逆転負けを喫した。攻撃は安易なミスを繰り返して形を作れず、シュート6本に終わった。慣れない札幌ドームのピッチに苦しんだとはいえ、本来のサッカーとはほど遠い内容だった。

 今季10試合を無失点に抑え、一時はリーグ最少失点だった守備陣が、直近3試合で連続失点中。前節は札幌の前線の高さを生かした攻撃に対処できず、リードを守り切れなかった。今季は試合中に守備の修正も的確に行っていたが、札幌戦は対策を打ち出せないまま試合終了。最近は安易な失点シーンも目立つ。

 浦和相手にホームでは通算16勝5分7敗だが、今節の会場エコパスタジアムでは1勝3分4敗と大きく負け越す。昨季の10月も0-1で敗れ、目の前でセカンドステージ優勝を決められた。

文:totoONE編集部

浦和レッズ ACLで川崎を大逆転で下し、チームのムードは明るい

【プラス材料】
 13日の川崎とのACL準々決勝第2戦では、第1戦を1-3で落として大きなビハインドを背負ったなか、先制点を許すという絶体絶命の状況に追い込まれたが、相手にやや不運な形で退場者が出たという追い風はあったものの、驚異的な追い上げで4-1と奇跡的な逆転突破を決めた。当然、チームのムードは明るい。

 また、けが人続出の状況を抜けたのも好材料。FWのズラタンは9日の柏戦で復帰すると、ACLの川崎戦では2戦合計で同点となる貴重なゴールを決めた。DFのマウリシオも柏戦でベンチ入りすると、ACLの川崎戦ではスタメン復帰。そして何より大きいのは、柏木陽介が川崎戦で3週間ぶりに戦線に戻ったことだ。復帰直後にもかかわらず司令塔として圧巻の出来を見せ、改めてゲームメークに必要不可欠な戦力であることを印象づけた。

【マイナス材料】
 川崎とのACL準々決勝第2戦でミラクルを起こしたぶん、リバウンドは少し怖い。ACLベスト16でも済州ユナイテッド相手に2点のビハインドを跳ね返す大逆転を見せたものの、その次の柏戦では「体の重さ」を感じさせるプレーで良いところなく0-1で敗れた。

 中3日の連戦となる浦和に対し、磐田は中7日とコンディションに少なからず差があるのは否めない。ACLでピークまで高まったメンタルも、その反動でテンションが落ちてしまう不安もある。

 また、柏戦、ACL川崎戦とロングパス一発でゴールを割られるシーンが続いているのも気になるところ。堀孝史監督が3バックから4バックに変更したことで守備のやり方が変わった影響も感じられ、多少の課題を抱えた状態と言える。

文:totoONE編集部

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