2017.09.08

【新潟vs広島プレビュー】新潟は夏の新戦力が本拠地デビューか…広島は今節勝利で降格圏脱出の可能性も

広島はヤン・ヨンソン監督の就任以降は改善の兆しが見える。8月以降のリーグ戦は2勝2分1敗の成績だ [写真]=J.LEAGUE
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■アルビレックス新潟 小川佳純がトップ下に名乗り、連動性の向上に期待

【プラス材料】
 リーグ中断期間中のトレーニングでレギュラー組のトップ下に小川佳純が入り、攻守両面で劇的に連動性が向上している。8月に鳥栖から期限付きで加入して以来、ここまでリーグ戦出場はない小川だが、日々のトレーニングではプレーの有効性を証明。正確な技術とシンプルなプレー、絶妙なポジショニングで攻撃を活性化させ、さらに守備でもプレッシャーを掛けるために労を惜しまず走り、ボールの奪いどころ、タイミングを鋭く察知して的確な指示を出す。チームメートの信頼も急上昇だ。

 本拠地、ビッグスワンでのデビューに向けカウントダウンが進む。攻守にアグレッシブに、仲間を助けながら、勝利を目指して全員がハードワークする。苦境の中、新潟が本来の戦いを取り戻す。

【マイナス材料】
 中断期間中のトレーニングで、チアゴ・ガリャルドが対人プレーをめぐってエキサイト。相手を故意に蹴ってしまった。以降、全体練習から外れ、時間もずらしての個別トレーニングが続く。現状、試合に出場できる状況にはない。

 リーグ前節の柏戦(1-1)でもゴールを奪い、ホニと並んでチームトップタイの3得点を挙げている司令塔の不在が、どう影響を及ぼすかは未知数。しかし、“災い転じて――”となる可能性は十分にある。

 難しいパスを通して局面を一気に変えられる反面、ミスで簡単にボールを失うことも少なくないガリャルドは、守備の献身性でも物足りなさが付きまとっていた。安定しないそのプレーぶりでは、低迷するチームを救うのは困難だからだ。

文:totoONE編集部

■サンフレッチェ広島 ミキッチら負傷離脱者の復帰が近付く

【プラス材料】
 リーグ第17節の浦和戦で右ハムストリングス筋を負傷し、長期離脱を余儀なくされたミキッチがトレーニングに完全復帰。また、左膝前十字靱帯断裂からの復活を目指す佐々木翔も一部トレーニングに合流した。さらに、右膝外側半月板損傷の手術を行った宮吉拓実も順調に回復。佐々木と宮吉は、年内の復帰を視野に入れることができている。

 トレーニングでは稲垣祥や森島司、皆川佑介といった選手たちを積極的に主力組へ抜擢。「スタメンで使ってもいい状態の選手が増えてきた」とヤン・ヨンソン監督も手応えを感じている。リーグ戦最近5試合で2勝2分1敗と着実に勝ち点を伸ばし、今節の新潟戦に勝利すれば降格圏脱出の可能性もあるだけでなく、今季初の3戦負けなしとなり、チームに勢いが加速する。

【マイナス材料】
 リーグ戦最近3試合で失点2は悪くない傾向だが、一方で得点も2点。ゴールの形そのものは悪くないが、前節の大宮戦でのシュート数はわずかに5本。ボールを前に運んでもフィニッシュまで辿り着かないケースが多く、チャンスの構築数自体も減っている。

 また今季は、セットプレーからのゴールがほとんどないことも厳しい。パトリックをはじめとして180cm以上の選手がスタメンに6人も揃っているにもかかわらず、ヨンソン監督就任以降の試合でセットプレーからのゴールはゼロ。獲得本数はリーグ4位でありながら、CKからのゴールはわずか3点にとどまる。新潟がセットプレーから多くの失点を喫しているデータもあるだけに、何とか止まったボールからのチャンスで結果を出したい。

文:紫熊倶楽部 中野和也

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