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【磐田vs神戸プレビュー】磐田は神戸戦は昨季から全敗…神戸は前節の横浜FM戦で連敗を3でストップ

2017.08.25

神戸は連敗を3でストップさせた。ポドルスキが前線から積極的にディフェンスを行うようになってきた [写真]=J.LEAGUE

ジュビロ磐田 中村俊輔の存在で、セットプレーが得点源として確立

【プラス材料】
 前節のC大阪戦は逃げ切りを図った相手に、土壇場で1-1に追いついた。名波浩監督が「勝ち点3に近い1」と振り返ったように、神戸戦につながる戦いができた。

 セットプレーが得点源として確立したのは大きい。G大阪戦の2得点に続いて、C大阪戦の同点弾もセットプレーから。中村俊輔の精度の高いキックと、相手の隙を突く戦術眼は健在。各選手の特徴の把握が進み、大井健太郎やアダイウトン、川又堅碁が空中戦の強さを存分に発揮している。


 流れのなかからの得点は4試合連続でないが、C大阪戦は連動したパスワークと、後方からの飛び出しで厚みのある攻撃を展開。改善の兆しは見えている。

 エース川又も好調を維持している。前節でゴール数をチームトップの9得点に伸ばし、新潟時代の2013年以来の2桁得点が視野に入る。

【マイナス材料】
 けが人が続出している。C大阪戦で荒木大吾が全治約5カ月の大けがを負った。宮崎智彦は試合途中に背中の痛みを訴えて途中交代。神戸戦の出場に支障はないと見られるが、予断を許さない。今週の練習で別メニュー調整をする先発組がいるなど、疲労の蓄積も心配だ。

 磐田がJ1復帰した昨季から、全試合に敗れている唯一のチームが神戸だ。失点数も最多で、昨季のリーグ戦はいずれも4失点。今季も3月の敵地戦で0-1で敗れた。

 昨季は神戸の外国人FWに苦しめられた。リーグ戦2試合で計7失点を決められたレアンドロとP・ジュニオールはいないが、元ドイツ代表FWポドルスキら能力の高いFW陣には注意が必要だ。

文:totoONE編集部

ヴィッセル神戸 「1週間の準備期間でまず守備を固めたのは仕方がない」

【プラス材料】
 吉田孝行監督代行の初陣となったリーグ前節の横浜FM戦、ネルシーニョ前監督の解任発表から中3日という限られた準備期間のなかで、リーグ12戦負けなしだった相手の攻撃を無失点に抑えた。スコアレスドローに終わったものの、連敗も3でストップ。チームにも再び自信が戻ってきそうな気配がある。

 横浜FM戦の後、左サイドバックで出場した松下佳貴が「(監督交代を)チームとしても個人としてもいいターニングポイントにしないといけない」と気持ちの変化を口にしていたように、チームには上昇気流に乗るための雰囲気は出来つつある。他にも前線のポドルスキが積極的にディフェンスを行うなど守備面での好材料が目立った。結果を残すためのベースはできたと言える。

【マイナス材料】
 前節の横浜FM戦で久々に勝ち点1を手にした。守備ではタレント集団の猛攻撃を凌いで無失点に抑えたものの、攻撃面ではまだまだ課題が残った。

 前半は小川慶治朗や大森晃太郎が相手DFの裏へ抜け出すプレーを見せてチャンスを作ったが、後半は完全に相手に押し込まれる展開に。試合後の会見で吉田監督は「1週間の準備期間でまず守備を固めたのは仕方がない」と話した。

 とはいえ、81分間プレーしたポドルスキがシュート0本で終わり、チーム全体でも後半のシュート数はセンターバック渡部博文の1本だけ。そのなかで、何度もチャンスを作った左サイドバックの松下佳貴が今節の磐田戦は警告累積で出場停止。攻撃をクリエイトするうえで彼の欠場はマイナス材料だ。

文:totoONE編集部

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