2017.07.16

ドルトムント戦で関根貴大と駒井善成が体感した“ある局面”での速さとは?

ドルトムント戦に出場した関根貴大(左)と駒井善成(右)[写真]=Getty Images
サッカーとスペインとイタリアが好きな編集者・ライター。建設会社就職後、リクルートを経て、フロムワンで17年にわたり編集者として勤務。サッカーメディアの編集長を務め、2019年2月に独立し、株式会社アトランテを設立。

 浦和レッズは15日に行われた明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017でドルトムントに2-3で敗れた。先制した後に逆転を許し、一度は追い付いたものの、最後は力の差を見せつけられた。



 浦和が誇る二人の右ウイングバックは、ドルトムントと対戦して、ある局面での速さを感じたという。

「肌で感じられて、すごくいい経験になりました」と話す関根貴大が試合を振り返る。

「相手はシーズン前の準備段階ですけど、『攻守の切り替えの速さ』を味わえて良かった。前半は耐えしのぐ時間帯というか、チームとしてコンパクトに守備ができて、そこから得点も入りましたし、そういった守備をリーグでもやっていければいいのかなと思いました」

 右ウイングバックとして試合開始からピッチに立った関根は、22分に右サイドを駆け上がりゴール前にクロスを送ると、武藤雄樹のシュートは惜しくもゴールポストに阻まれた。

 後半も関根の勢いは止まらない。機を見て2度にわたり相手ディフェンスラインの背後に飛び出し、ドルトムントのゴールを脅かした。

 その関根に代わり、後半開始から右ウイングバックに入ったのは、「シュメルツァーやシュールレとマッチアップできたのは貴重な経験でした」と話す駒井善成だ。

 AFCチャンピオンズリーグでアジアのチームと対戦する機会はあるものの、ヨーロッパの強豪と試合をする機会はまずない。駒井はドルトムント戦に出場してどのような印象を受けたのか?

「ヨーロッパの選手は、アジアの選手とは違う感じがありました。アジアの方がガツガツと来る感じで、ドルトムントはメリハリがあって、『攻撃から守備への切り替え』がすごく速かった。最初はマークが厳しくて、コンパクトにやられて難しかったけど、ちょっと慣れてきたらコンビネーションでいい形を作れたのは良かったと思います」

 後半アディショナルタイムには駒井が得意のドリブルで右サイドを突破。絶妙なグラウンダーのパスを通したが、ズラタンのシュートは惜しくも枠を捉えられず、試合終了のホイッスルが鳴った。

 1週間後にはアウェイゲームが控えている。相手は首位を走る好調セレッソ大阪。浦和との勝ち点差は9だ。

 攻守の切り替えの速さーー。ドイツの強豪と対戦して新たなヒントをつかんだ二人が、Jリーグの試合でも攻守にわたりチームの力となる。

文=大西徹

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