2017.07.07

【センターバック対談】中谷進之介×中山雄太(柏レイソル)「僕たちで止められるように」

柏レイソル
サッカー総合情報サイト

「いっつも俺から喋っているから、今日は雄太からね」。そんな合図で始まった対談は、終始先輩が熱く語り、後輩が冷静な口調で返すという構図で進んだ。

 中谷進之介の熱く本能的なプレーと、中山雄太の冷静で落ち着き払ったプレー。ピッチ上で見られる姿を、掛け合いのなかでも感じることができた。

 ユース時代から時間を共有し、互いの長所は熟知している。その長所に刺激を受けながら、また欠点を補いながら、切磋琢磨を繰り返して互いを高め合ってきた。ライバルと認め合う2人が、柏レイソルの快進撃を最終ラインで支え続ける。

インタビュー・文=高尾太恵子
写真=兼子愼一郎、ゲッティ イメージズ

中谷進之介

「僕たちで止められるようにしたい」(中谷)

――ヴィッセル神戸戦(4月16日)から浦和レッズ戦(6月4日)にかけて8連勝を記録しました。お二人から見て、好調の要因は何でしょうか?

中山雄太(以下、中山) 今年は自分たちがやりたい守備がうまくハマっています。

中谷進之介(以下、中谷) 点が取れて、守れて。そういうシンプルな戦い方がレイソルには向いているし、その流れが作れてきていると思います。

中山 ボールを奪ってから、いい攻撃につながることが多いよね。アグレッシブに前線から守備をして、相手のやりたいことをさせない。そういう守備が全部ハマっている感覚です。

中谷 そうだね。相手に特長を出させない守備ができているし、相手によって臨機応変に変えることもできている。それが好調の要因の一つだと思います。まあ、でも失点が少ないのはキーパーである(中村)航輔のおかげですかね(笑)。これからは彼の力に頼らず、僕たちで止められるようにしたいですけど。

――センターバックのコンビを組んで約1年が経ちました。

中谷 やりやすさしかないです。

中山 もちろん、やりやすさはありますけど、やっぱりお手本になるようなプレーが多いので、自分がついていく感じです。もう少し対等にできるようになりたいですね。先輩の方がまだまだ上です。

中谷 いやいや、そんなこと思ってないやろ。口だけですよ!(笑) 雄太は本当にサッカーが上手。例えば(上から落ちてくる)ボールはクリアするセンターバックが多いんですけど、雄太はトラップして、その後に相手をかわしたりもできる。隣で見ていて、「うまいなあ」と思います。

中山 まあ、そこは負けたくないところですから。シンくんにあって、僕にないのは力強さ。お互いの特長が足りないものだったりするので、今はそこが噛み合っていると思います。

――年齢が近い分、ライバル意識もあるのでは?

中山 僕はあります。お手本であり、ライバルでもある。特長の部分では絶対に負けたくないですけど、足りない部分は盗んでいきたい。

中谷 僕も刺激を与えてもらっていますよ。

――怒涛の8連勝のなかで3試合連続完封。勝利が続くと気持ちが乗ってくるかと思いますけど、DFは気を引き締めないといけないポジションでもあります。そういったメンタルコントロールの難しさはありませんか?

中山 僕は気持ち的に楽になります。気持ちが乗るというよりも、「大丈夫だろう」という余裕が生まれるんです。

中谷 僕は去年までムラがあったんですよ。相手に圧倒されていた部分もあるし、「やられたらどうしよう」という精神状態でした。でも、今年は毎試合、同じメンタルで臨めていますね。緊張しなくなったというより、「やばい、やばい!」と焦ることがなくなりました。

中山雄太

「一人で食べるのは嫌だし……」(中山)

――プライベートではお互いにどんな存在ですか?

中谷 ロッカーが隣です。あとは、遠征先やクラブハウスの食堂で、朝ごはんを食べるのが一緒(笑)。

――えっ、毎日一緒に?

中山 はい。テーブルはたくさんあるんですけど、一緒に食べています。

中谷 あれは何でだろう? 疑問なんだけど(笑)。朝は静かに食べたいから、みんな一人で座って食べているんですよ。でも、雄太が急に近くに来たよね? しかも、特に会話をするわけでもなく(笑)。

中山 たまに、「サッカー見た?」とかは言うんですけど。

中谷 そう、たまに話すくらい。

中山 一緒に食べたほうがおいしいかなあと思って。シンくんも最初は一人で食べていたんですけど、一度隣に座ったら習慣になってしまって。寂しがり屋ではないんですけど、一人で食べるのは嫌だし……。

中谷 でも、ほとんど喋らない(笑)。

――そうなんですね(笑)。共通の趣味はありますか?

中谷 何だろう……。漫画くらいかな。

中山 ああ、漫画くらいですね。シンくんに借りた漫画本を読んでいます。

中谷 あとはテレビを見たり。でも、雄太は人と笑うところが違うんですよ。変わっているんです。

中山 (笑いのツボは)基本、みんなと合わないですね。

中谷 一人だけ、全然違うところで笑うんですよ。そういうところは合わないですね。

中山 好きな芸人さんとかは合うんですけど、笑っているところが違うみたいです。そういえば、シンくんは声が大きいんですよ。遠くにいても、シンくんが笑っているのがすぐに分かるくらい。内緒話ができないタイプですよね。

中谷 いや、それは俺のことを見くびってるわ。結構隠している部分もあるからな。

中山 でも、声が大きいのは事実。

中谷 自分では普通に喋っているつもりなんですけどね。

中山 元気印ですからね。

中谷 まあ、そう捉えてください!

「浦和戦は今年一番燃えました」(中谷)

中谷進之介
――今の課題は何でしょう。

中山 一対一の守備ですね。相手がいい状態でボールを持った時の守備が課題だと思います。

中谷 僕は力強さ。一人で奪い切る能力はある方だと思うんですけど、やっぱり代表クラスのセンターバックと比べるとまだちょっと足りないと思うんです。そこは強化していきたい部分ですね。

中山 シンくんは、守備範囲が広くなったと思いますよ。

中谷 そんなに意識はしていないんですけどね。本能的にプレーするタイプなんで(笑)。

中山 「この時どうだったの?」と聞いても、「いや、何も考えていない」と言われることが多いんです。

中谷 本当に分からないんだって(笑)。

中山 各々で映像を見て、「ここはこうだったよね」という話はしますよ。

――映像を一緒に見ることは?

中谷 いや、2人で一緒に見てたら気持ち悪くないですか?(笑)

――でも、朝ごはんを一緒に食べているくらいだから(笑)。

中谷 いやいや、絶対一緒には見ないですよ。絶対に嫌ですよ!

中山 まあ、反省は静かにしたいですしね。

――浦和戦はどうでしたか?

中谷 今年一番燃えました。久しぶりにゾクゾクしましたよ。8連勝が懸かっていましたし、ここで上位の浦和を叩いたら大きいという思いもあった。いやあ、久しぶりに試合前から興奮しましたね。

中山雄太

――ギリギリのシーンもありましたが、完封できたのは大きかったと思います。

中山 航輔くんのスーパーセーブに助けられました(笑)。

中谷 うん。「俺ら2人で守れた」という試合ではなかったですね。去年、5連勝した時はシュートを打たれることが少なかったので、そこが自信になったんですけど、今年は結構打たれているんで(苦笑)。

中山 航輔くんが止めてくれて、「ああ、良かったあ」みたいな。

中谷 「危ねえ! サンキュ!」と内心では思いながら。

――どおりでハイタッチが熱くなるわけですね。

中谷 そうそう(笑)。でも、これからはしっかりとシュートブロックをして、航輔に頼らない守備をしていきたいです。

――後半戦はどういったプレーに注目してほしいですか?

中谷 相手との一対一や、守備でガツンと行くところを見てほしいですね。

中山 僕は攻撃の部分ですかね。シンくんのように守備面でもそう言えるように頑張っていますけど、今はやっぱり攻撃の部分で違いを見せていきたいです。

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