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【横浜FMvs神戸プレビュー】清水、川崎、FC東京を下し3連勝中の横浜FM…神戸は古巣との一戦を前に渡邉千真が2得点の働き

2017.06.23

写真:神戸のエース渡邉千真は古巣との対戦。21日の天皇杯では2得点を挙げるなど、調子を上げている [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

横浜F・マリノス リーグ戦は2試合連続で完封勝利と堅守を披露

【プラス材料】
 リーグ前節はFC東京に1-0で勝利し、リーグ3連勝を飾った。今季リーグ戦初先発を飾った栗原勇蔵や山中亮輔が守備で奮闘し、ボランチからトップ下に移って3試合目の天野純がリーグ戦初ゴールを記録。シュート数では相手に上回られながらも、横浜FMらしい手堅い試合運びで勝ち点3を手にした。

 清水戦、川崎戦と合わせて3連勝となったが、川崎戦は2-0、前節のFC東京戦は1-0と2試合連続で完封で勝利している。ここへきて持ち前の守備力を発揮できていることが好結果を出せている最大の要因だろう。


 迎える神戸戦でも大幅なメンバー変更はなさそうだ。FC東京戦から中2日の21日に行われ、3-1で勝利した天皇杯2回戦、FC大阪戦では先発を総入れ替えてしている。神戸戦に向けてコンディション面に不安はない。

【マイナス材料】
 3連勝中のチームは徐々に上昇気流に乗っているため大きな不安要素はない。ただ、強いて挙げるならば攻撃の核となる齋藤学がまだ無得点なのは気になるところ。

 もちろん、ウーゴ・ヴィエイラやマルティノスといった外国籍選手が好調で、前節のFC東京戦では天野純にリーグ戦初ゴールが生まれた。さらには負傷から復帰し、切り札としてベンチに控える富樫敬真も短い出場時間で結果を残している。オフェンス陣が好調なのは好材料だが、主将の重責も担う齋藤にとってはそれがプレッシャーになってしまう可能性もある。

 リーグ5位につけているのはチームの地力の高さとも言えるが、齋藤が無得点の状況を変えない限り、確実な浮上のきっかけは見いだせない。

文:totoONE編集部

ヴィッセル神戸 リーグ戦で無得点に終わったのは3試合のみ

【プラス材料】
 21日の天皇杯でJ3のカターレ富山に3-1で勝利。苦戦したとはいえ、カテゴリーの違う相手との難しいゲームを勝利できたのは、一つの収穫と言っていい。高橋峻希と橋本和の離脱で両サイドバックが枚数不足になっているなか、出場機会の少ない山口真司や東隼也らを起用できたのも大きい。

 攻撃面では、この富山戦で渡邉千真が2得点を挙げ、今季初の複数得点をマーク。渡邉にとっては古巣対決となる今節の横浜FM戦を前に、プラス材料になったと思われる。

 また、4月12日のルヴァン杯で横浜FMに2-0で勝利した際に先制点を挙げた大槻周平も富山戦に先発出場。得点こそなかったが、90分間フル出場を果たした点は今後を見据えたうえでプラス材料だ。

【マイナス材料】
 とにかく失点が止まらない。直近の天皇杯でもJ3富山に失点を許している。リーグ戦では直近のG大阪戦でも失点を喫し0-1で敗れており、無失点試合は4月8日に行われた第6節の大宮戦までさかのぼる必要がある。

 センターバックの岩波拓也、右サイドバックの高橋峻希、左サイドバックの橋本和、ボランチの藤田直之と高橋秀人など、守備の主力が負傷で抜けているとはいえ、それでも失点をなくさないと上位浮上は難しい。

 攻撃に関しても今季のリーグ戦で3点以上を奪ったゲームは1試合もない。無得点が3試合のみというのは優秀だが、失点が止まらない今は、攻撃陣に大量得点の期待が集まる。7月に元ドイツ代表ストライカーのポドルスキが合流予定だが、チームにフィットする保障はどこにもない。

文:totoONE編集部

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