2017.06.22

Jリーグがリーガと協定締結…会見出席の乾「日本にとって大きなチャンス」

Jリーグとリーガが連携協定を締結した(左から村井満氏、乾貴士、ハビエル・テバス氏)
サッカー総合情報サイト

 Jリーグは22日、スペインのプロサッカーリーグ、ラ・リーガとの戦略的連携協定を締結した。

 Jリーグにとって海外のプロリーグとの協定締結は、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、イラン、マレーシア、カタール、オーストラリアに続いて11リーグ目で、欧州リーグとの提携は初。また、リーガにとってはJリーグがアジアで初めての提携リーグとなった。

 会見に出席したJリーグの村井満チェアマンは、「ラ・リーガは、チャンピオンズリーグを連覇した世界最強クラブのレアル・マドリードを擁するリーグです」と述べると、そんな世界屈指のトップリーグと「オン・ザ・ピッチとオフ・ザ・ピッチの両方で交流を深めていきたいです」とコメント。「ピッチでは、トップチーム同士の交流や育成面について多くを学んでいきたいと考えています。オフ・ザ・ピッチに関してはクラブのマネジメントに関して相互交流を深めてまいります」と続けた。

Jリーグチェアマンの村井満氏

 一方、ラ・リーガのハビエル・テバス会長は、今回の連携締結について「我々は何かを教えるためではなく、Jリーグとともに分かち合って交流を結んでいこうという主旨で考えています。2つの機関が分かち合って、重要な課題を見つけて、それを解決していこうと考えています」と説明している。

ハビエル・テバス

リーガのハビエル・テバス会長

 その後は、スポーツジャーナリスト小澤一郎氏の司会のもと、スペイン1部エイバルでプレーする日本代表MF乾貴士とJリーグ副理事長の原博実氏がトークセッションを実施。

 これまでJリーグ、ドイツ・ブンデスリーガでのプレー経験がある乾は、「スペインは体格的に(日本人と)似ていて、技術が高い」と、Jリーグと似たような特徴があるとしたうえで、「頭がいいというか、すごくサッカーをわかっている。日本人選手は技術はありますけど、頭の良さっていう部分ではまだまだ劣っているのかなと思います」と、2年間プレーしたリーガの印象を語った。

 また、リーガについて「実は日本人選手に一番合っている」と自身の考えを明かした原氏は、「適応力ですよね。その地域の食べ物や言葉、いろんなものに適応できる能力さえあれば、やれる選手は(日本にも)たくさんいると思います」と、日本人選手がリーガで成功を掴むには適応力が不可欠だと主張。ただ、「(それは)思ったよりも簡単なことではないです」と続けた。

 そして、今シーズンはバルセロナ相手に2ゴールを奪うなど印象的な活躍を見せた乾に対しては、「乾選手の良さを出しつつ、もう一歩、力を抜いて。シュートもそうだし、味方に(ゴールを)取らせるっていうのも、それができれば、アシストもゴールもどんどん増えてくると思います」とアドバイス。これを受け、乾は「もうちょっとリラックスして頑張ります」と笑顔で答えた。

トークセッションに登壇した乾貴士(左)と原博実氏(右)

 最後に原氏は今回の提携について、「トップチームだけでなく、育成も指導者も女子チームも、いろんなことを学んで、せっかくの提携なのでどんどん利用したいです」とコメント。乾は「日本のサッカーが成長するための大きなチャンスだと思うので、それを逃さないように。でもそれだけに頼らないで、自分自身リーガでやっているので、次に若い子がリーガに来れるよう、日本人の評価を上げられるよう、頑張っていきたいと思います」とさらなる活躍を誓った。

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